望月けいさんが教える! すぐに実践できる配色テクニックとは?
2020.06.22
総合学園ヒューマンアカデミーにて大好評開催中であるクリエイターセミナー。WEBオープンキャンパスとしてオンラインで無料参加できるイベントです。本イベントはこれまでにプロとして第一線でご活躍いただいている方々にご登壇いただきました。
※2020年度からはオンラインにて開催しています。
今回ご登壇いただくのは漫画家やイラストレーター、さらにはYouTuberとしても活躍している西沢5㍉先生です。西沢5㍉先生に今の時代ならではクリエイターとしての働き方やSNSでの投稿を意識した作品、ツイートのコツなどをお話いただきました。
記事の最後にはイベントの動画が公開されているので要チェックです。
イラストレーター、漫画家。
代表作には漫画『私の初めて、キミにあげます。』やバーチャルYouTuberグループ『ホロライブ』の桃鈴ねねのキャラクターデザインなどがある。
出版社やゲーム会社と仕事をするといった既存の商業活動だけでなく、自身でTwitterやYouTube、Amazon Kindleなどのプラットフォームを活用するなど、様々なかたちでクリエイティブ活動に取り組んでいる。
▽目次
Twitterでの作品投稿を意識してみよう!西沢5㍉先生の添削コーナー
西沢5㍉先生が2021年度の総合学園ヒューマンアカデミーで非常勤講師として登壇決定!
次回の総合学園ヒューマンアカデミーのクリエイターセミナーは2021年2月14日
※本記事は総合学園ヒューマンアカデミーの提供にてお送りいたします。
最初のコーナーは西沢5㍉先生への質問コーナー。イラストレーターを目指す方々から様々な質問がありました。本レポートではその中の一部をお届けします。
Q:女の子キャラクターの体が上手に描けません。どうしたら上手く描けるようになりますか?ちなみに自分で写真を撮って描こうと試みましたが、上手くいきませんでした。
西沢5㍉:
経験上、友人や姉弟など写真を撮らせていただき、参考資料として描くと気づきが多いので上達しやすかったです。けれど、実際はそういったことも難しい場合もあると思います。
そこで私がオススメするのはCLIP STUDIO PAINTなどにある3D素体からアタリを取ってみることです。
または模写です。体の描き方もイラストレーターさんごとに違うので、自分が目指しているような方のイラストを模写して、自身に取り入れるのが良いと思っています。
特に模写はとても大事です!
Q:クリエイターとして駆け出しの頃は、企業に営業をかけたり、コンテストへの応募などを行っていましたか? どうやって仕事を取っていったか教えてほしいです。
西沢5㍉:
私は営業をかけるような行動はあまりしていなかったです。出身が関西なので関西コミティアにも出てたりしていたんですが、そこからもあまり仕事につながることはなく……。
そんな中で仕事につながっていたのは、当時のpixivでした。メールアドレスを公開していたところ、イラストの仲介会社さんからお声がけいただき、定期的に仕事をいただくようになりました。
仲介会社を通さずに、直接クライアントさんからお仕事を貰えるようになったのはここ数年前からで、Twitterに漫画を載せ始めてからです。フォロワー数が増えていろんな人の目に止まるようになったのが理由だと思います。
なので、自身が目立てる戦略を立てるのが重要だと思っています。
Q:絵を描くときに心がけていることとは?
西沢5㍉:
女の子のキャラクターをよく描いているので、顔を可愛く描くことを一番心がけています。特に顔のパーツのバランスに気をつけていますね。
Q:現在、受験生なのですが進路や学校選びについてお伺いしたいです。美術系学校に進学しましたか?それとも独学ですか?
西沢5㍉:
私は高校と大学が美術系でした。
美術系の高校に入ったときに思ったのは、クラスのみんながみんな優しい人ばかりで、オタクも多かったので過ごしやすい環境であったなと。
今を振り返ると自分と似たような人、似たような思いを持っている人がいる環境に属せるというのは大事だと思います。
授業の内容的にもデッサンとかもあったので、基本的なスキルは身についたかと思います。デッサンの授業は大嫌いでしたが!(笑)
Q:年齢が高くても、イラストを仕事につなげるほどの力は今から培えるのでしょうか?
西沢5㍉:
絵を描くことに遅いということはないと思うので、絵を描くことに対する執着心がしっかりあれば上達すると思います。
今年はTwitterで100日間イラストを投稿する企画が話題でしたが、毎日絵を描けるだけでもそれって才能だと思っています。ちなみに私は100日間、絵を描くのはさすがにキツイです…!(笑)
あとは人と交流したほうがいいですね!
以前、なかなか作品を見てもらえない人がいて、落ち込んでいる姿をみていたのですが、それもそのはずでフォロワー数0人でハッシュタグもなかったので誰にも見つかりようもない状態でイラスト投稿をしていました。
なので、絵が上手でも人に知ってもらわない限り、お仕事は来ないので好きな人をフォローしたり、知り合いのイラストレーターさんとつながっていくのがいいと思います。
学校という環境もそういった「交流」「人脈」といったところが作れる場だと思います。
続いて、これまで多くの作品をTwitterに投稿してバズを生んできた西沢5㍉先生にTwitterに作品投稿する秘訣を添削形式で教えていただきました。本レポートでは添削作品の一部をお届けします。
<Twitter投稿を想定したテキスト>
冬場は寒さで頬が赤くなるから、見つめられると真っ赤な顔で告白されるのかと思ってキュンとする
△全体的に顔が丸を帯び、瞳を大きくしています。鼻もあまり描き込まずデフォルメが効いています。
西沢5㍉:
シチュエーションや空気感、マフラーの描きこみなど素晴らしいですね。表現が上手です。
Twitter用の投稿テキストがやや長いので短くするとよいと思います。偏見ですがツイートの文章は長いと読んでもらえない印象が経験的にあり……。
また、この構図だと「顔」が勝負になるイラストなので、自身が思う、顔を可愛く描けるイラストレーターさんがいれば顔の描き方を参考にしていくのが良いと思います。
もしかしたら描いてくれた人は美少女らしい絵が好みではないかもしれませんが、添削は一例として参考ください。
<Twitter投稿を想定したテキスト>
「あ、のっ!…イブに予定とかあるのかな…?」#オリジナル
西沢5㍉:
美少女もよく描けており、投稿用テキストもシチュエーションが伝わってきていいですね。Twitterウケしやすい作品だと思います。
添削箇所としては、顔が可愛く描けているのでもっとカメラを寄せて、顔アップにしてあげると、視線が集まるのでより可愛らしく見えます。また、このシチュエーションがどのような場なのか分からなかったので、背景を加えました。背景は写真を加工して乗せるだけでも十分に雰囲気は出るので取り組んでみましょう。
<Twitter投稿を想定したテキスト>
マフラーに顔をうずめているのが可愛いなと思い描きました。
西沢5㍉:
吐息で手を温めている仕草が可愛いですね。
投稿用テキストは「マフラーに顔をうずめている女の子は可愛い」などにすると、共感を得やすいと思います。
添削箇所として、キャラクターに逆光で影を入れました。逆光の表現を覚えると、手っ取り早くシチュエーションが効いた画面を作れるのでオススメです。
なんと、本イベントに登壇いただいた西沢5㍉先生が総合学園ヒューマンアカデミーにて非常勤講師として登壇決定!
総合学園ヒューマンアカデミーのマンガ・イラストカレッジは全国の主要都市を中心に16校舎を展開しており、講義はオンラインにて実施予定。どの地域にお住まいでも受講しやすいです。受講できる方は在学生のみですので、イラストレーターや漫画家を目指す方は2021年度の入学を要チェックです。
講義は「SNS×漫画・イラスト」といったテーマを予定しています。昨今のクリエイター活動で必須スキルである”SNS活用してプロデビューをする為の力“を身に付けます。在学生向けの講義だからこそ教えられるマル秘テクニックなども…!?
一所懸命にお話しました
— 西沢5㍉ (@wanwangomigomi) December 13, 2020
ありがとうございました☀️https://t.co/PWWhRf1EKx https://t.co/2UN1BCYpLZ
以上が西沢5㍉さんのクリエイターセミナーでした。セミナーの全編がYouTubeにて公開中なので是非御覧ください。
※本編は13:00から
次回は『荒野行動×ワンパンマン』や『呪術廻戦』などの応援イラストなどを手掛けてきた灸場メロ先生にご登壇いただきます。
セミナーでは質疑応答やライブペインティングを行いますので、プロのテクニックや考え方をリアルタイムで視聴できます。
セミナー参加費は無料ですので、お気軽にお申し込みください。
2021年2月14日(日)に灸場メロ先生による特別セミナーが開催!
こちらも無料イベントですので、気になる方はぜひ参加をお申し込みください!
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