プロの現場で生まれた『イラストの描き方講座』

DeNA『ハッカドール』流 版権イラストに“イノチ”を吹き込む6つの方法

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DeNA『ハッカドール』流 版権イラストに“イノチ”を吹き込む6つの方法

版権イラストの新しい指標

「キャラクター性を表現するにあたって、必ずしもパーツの形をすべて似せる必要はありません。」
と語るのはDeNA『ハッカドール』の担当者:岩朝氏。
版権イラストで求められる「既存キャラにいかに似せられるか」という従来の観点よりも
「キャラクター性」を重視する『ハッカドール』。2次創作を公式に認める「同人マーク」を取り入れたことも記憶に新しいところ。クリエイターと共にコンテンツが育っていく、という考えで運用されているタイトルです。

 

 

ハッカドールって?


DeNAが運営する、スマートフォン向けニュースアプリ。
マンガ/ライトノベル・アニメ・ゲーム・声優・キャラクターグッズ・コスプレ・VOCALOID・特撮・BLの9ジャンルの、サブカルチャーに特化したニュースを扱う。
https://hackadoll.com

お楽しみ要素:エンドカード

ユーザーを楽しませている機能のひとつは、一定の記事読むとご褒美として貰えるエンドカード。アプリに登場するメインキャラクターの描き下ろしイラストであることも。

今回は、DeNA『ハッカドール』とコラボした講座をお届けします。プロが使っている版権イラストのテクニックを学んじゃいましょうっ!

1.キャラらしさをアクションに落とし込む

表情はオーバーなリアクションで

1号はメインキャラとしての責任感はあるものの、少しヌケていてしかもお調子者というキャラクターです。リアクション大き目のジェスチャー、少しヌケた表情作り等のお芝居を意識すると良いと思います。例えば、苦いお茶を飲むシチュエーションがあるとすると、ただ眉をひそめて「苦い」という感情を表現するのではなくて、おもいっきり眉をひそめながら、首をかしげつつ、舌を出して「苦ぁ…」というようなわかりやすい芝居を目指すと良いでしょう。

2.パーツ似せ よりも「キャラクター性」

キャラクターらしいパーツを理解

キャラクター性を表現する為に、必ずしもパーツの形をすべて似せる必要はありません。キャラクター性を語っているパーツのみでキャラクター性を守れば、それ以外のパーツについては逆に作家さんの個性が出せます。

ハッカドール1号の場合、キャラクター性はおバカな元気っ子よりで、自己主張が強い感じです。これが現れているパーツとしては、髪でいうとサイドのツノとツインテール、大きめの房から成る前髪、サイドの内ハネによって構成される「元気ヒロイン的奔放さ・自己主張の強さ」と、ツリ気味のマユゲとツリ気味の大きなくりくりした目から来る「好奇心旺盛そうな表情」です。口もニカっと笑ったりしますので、ここが少し「バカっぽい感じ」ですね。

髪の毛、眉毛、目など、特徴的なパーツを意識すれば、私のキャラクター性は自然と出ますよっ!

今回は、DeNA『ハッカドール』とコラボした講座をお届けします。プロが使っている版権イラストのテクニックを学んじゃいましょうっ!

 

3.デザイン、シルエットの魅せどころを考える

衣装の構造とアピールポイント

ハッカドールのキャラクターデザインの特徴としては、シルエットのイメージが「I(アイ)」型の直線ではなく、上端・下端部が開く「X(エックス)」型になっています。体の中心であるおへそを中央点として、シルエットの上部と下部がなるべく開くようなデザインです。

チューブトップ風のドレスは胸のカップとレオタードそれぞれに対してX字型に開いてくようなラインが引かれており、また両腕両脚に少し露出した濃紺のインナーが視線を誘導するようにしています。ボリュームのあるツノ付のツインテールもXの上側の広がりを表現するようなシルエット作りに貢献しています。こういったデザイン上の意図を把握した上で、可能な限り動きのあるポージングをすると良いでしょう。

また、密着性の高いドレスのため、体のシルエットはかなり出ることになります。胸のボリューム感を出すのも良いですが、無考慮に胸を大きく見せても魅力的にはなりません。「形良く」という点に着目して綺麗なシルエットのラインを出す事を意識しましょう。また、お尻から太ももにかけてのラインはデザイン上の大きな「魅せどころ」です。お尻から太もものラインでの肉のつき方が綺麗にラインとして出るように意識したポージングを心がけるのはとても重要です。

4.1枚絵としての満足度を優先

見栄えのする工夫

イラストではサンプルの等身モデルに必ずしもあわせる必要はありません。イラストではデッサンの破綻が(あまり)ない範囲で1枚絵としての美しさを追求し、手足の長さ等を多少調整してみてください。
一般的にはイラストにする際は等身をあげるほうが綺麗に見えます。ポージングを考慮する際も、イラストとしての構図や色味の配置を考えて体の向き、手足の芝居を考慮するのが大事です。

わかりやすさ、伝わりやすさを意識

エンドカードイラストにはソーシャルゲームのカードイラストのような「美麗」要素は必ずしもいりません。むしろニュースを読んだ際に最後にもらえるオマケ的なご褒美なので、込み入って情報量が多いイラストよりも、意図がわかりやすく伝わり、色数もそんなに多くないシンプルなイラストのほうが好まれる傾向にあります。背景等、省略できる点はどんどん省略して、テーマとして出したい「魅せどころ」だけにフォーカスするのが良いと思います。

5.多種多様なユーザーを想定する

要素は中心に寄せる

数十万人を超えるハッカドールのユーザーは様々で、いろんなスマホで見られたり、またtwitterなどでシェアされる可能性があります。ガチガチにトリム位置が決まっているような構図よりも中央部80%に主要な要素を配置し、その周辺エリアは自由にトリム可能な緩めの構図が良いと思います。

意外性もOK

ユーザーを楽しませる為に、イラストに少しだけ妖艶なイメージを加えることもできると思います。例えばサンプルにある、げそいくおさんのエンドカードのような作品です。

 
女の子らしい内股のポーズと上目遣い等をすることで、普段はおバカな子ですが、少し艶っぽい表情を出す事は十分可能です。意外性のあるシチュエーションにチャレンジしてみるのも良いと思います。

6.設定資料を読み込んでアイディアの元にする

アニメ系の版権イラストは、キャラクターの年齢、性格等でポージングや表情のバリエーションは大きく異なります。設定資料やアニメ本編など、参考できる素材や資料は必ず確認しましょう。

ハッカドール1号の設定資料

公式サイトの吹き出し内の台詞にも注目。
https://hackadoll.com/

PV

人気アニメーションスタジオTRIGGERが制作した公式PV。実際に喋って動くハッカドール達は必見。
https://www.youtube.com/watch?v=OMscZqJCyqM

「1号らしさ」×「イラストレーターらしさ」

日々面白いコンテンツが生まれるコミケからヒントを得たという『ハッカドール』は、クリエイターと共に育っていくコンテンツ。公式サイトに記載されている「同人マーク」は、自作品を基にした2次創作同人誌を公認しており、「同人作家や人々に盛り上げてもらうことがハッカドールの世界観の育成に大事」だとしています。

 
「ハッカドール1号らしさ」と「クリエイターらしさ」が組み合わさることによって生まれるエンドカード。あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。

DeNA×MUGENUPコラボ コンペ第1弾は、なんと私が課題にっ!たくさんのご投稿を、ぜひぜひお待ちしていますっ!
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