CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)はイラスト、漫画制作ができるペイントソフトで、様々なプラグインが配布されています。プラグインを使うと作業の効率化や表現幅が広がるなどメリットがたくさんあります。
そのなかで今回はCLIP STUDIO PAINTのプラグイン『自動影色指定(肌色変換機能搭載ver2.0)』のご紹介をします。
『自動影色指定(肌色変換機能搭載ver2.0)』とは
『自動影色指定(肌色変換機能搭載ver2.0)』とは、セルシスが主催する「CLIP STUDIO PAINT イメージングプラグイン開発コンテスト」で優秀賞を受賞したプラグインです。
このプラグインの機能は
“ラスターレイヤーに描画されている画像の色を、影色(またはハイライト色)に自動変換するフィルターです。色域別に色調を補正して、影色、ハイライトの色に変換します。”
( CLIP STUDIO PAINT EX イメージングプラグイン開発コンテストより引用 http://www.clip-studio.com/clip_site/download/clipstudiopaint/cspplugin )
つまり、影塗り表現を簡単に描くことができる機能です。
『自動影色指定』を使うことで下図の作業があっという間に終わります。シンプルな配色であるアニメ塗りの影塗りが簡単になりますね。
(CLIP STUDIO PAINT EX イメージングプラグイン開発コンテストより引用
https://www.clip-studio.com/clip_site/promotion/clipstudio/paint_plugin_contest )
『自動影色指定』を使ってみよう
一例ですが『自動影色指定(肌色変換機能搭載ver2.0)』を試します。
線画を描く
はじめに線画を描きます。アニメ塗りは線画の出来具合で印象が大きく変わりますので丁寧に作業しましょう。次は配色の作業ですので、線は必ず閉じておきましょう。
配色をする
パーツごとに配色をします。プラグインは配色したレイヤーに直で描き込むため、このタイミングで色合いを決めます。
影を作成する
新規レイヤーを作成して影を描きます。各々にもよりますが、影塗りは下図のように一色のみで行なうと他の配色を気にすることがないので描きやすいです。
自動影色指定のプラグインを使用する
影を選択範囲で指定後、配色したレイヤーを選択します。
フィルタから「自動変換>自動影色指定」を選択すると自動影色指定のダイアログが表示されます。各パラメータを調整してOKをクリックすると選択範囲に影が入ります。
簡単に影塗りができました。
あとは二影や光を描き込み、グロー効果などで仕上げれば完成です。
今回のやり方は一例ですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
特に影の配色が苦手な人や制作時間の短縮を行いたい人の機能です。
『自動影色指定』はCLIP STUDIO PAINT EX対応ですのでCLIP STUDIO PAINT Proでは使用することができません。気になる方は体験版でも使用できるので試してみましょう。
▼『自動影色指定(肌色変換機能搭載ver2.0)』ダウンロードページはこちらから
https://www.clip-studio.com/clip_site/download/clipstudiopaint/cspplugin