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基礎からわかる!失敗しないイラストポートフォリオを作る12のコツ

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基礎からわかる!失敗しないイラストポートフォリオを作る12のコツ

あなたは描いたイラストを、ポートフォリオにまとめていますか?

ポートフォリオはイラストレーターの就職活動やフリーとして営業活動をする際に、自分の実力を証明する重要なアイテムです。
イラストレーター志望者だけではなく、デザイン系のお仕事を目指す方も必ず用意する必要があります。

実はまとめ方にちょっとした工夫を入れるだけで、自分の実力や将来やりたいお仕事の方向性をわかりやすく伝えることができます。今回は知っておいて損のないポートフォリオの12のコツをご紹介します!
デザイン系やクリエイティブ全般の就職、転職にお使い頂けます。

 

 

ポートフォリオの形式について

ポートフォリオは採用担当者をはじめ、見る人に負担をかけないようにすることが基本です。
大きく分けると

  • データポートフォリオ
  • 印刷されたポートフォリオ

の2種類があります。

データポートフォリオの注意点

コツ1.ファイル名は半角英数に! 文字化けを防ごう

採用担当者はMacとWindowsのどちらを使っているかわかりません。
「Mac → Windows」「Windows → Mac」にファイルを送ると互換性の問題が発生し、文字化けすることがあります。文字化けすると、タイトルで伝えたいことが伝わらず、採用担当者の手間になってしまうことも。
その文字化けを防ぐ方法として、

  • ファイル名を半角にする
  • 専用の圧縮ツールを使用して送る

をすると良いでしょう。
例えば「Mac → Windows」の文字化けを防ぐ圧縮ツールとして『Mac Win Zipper』(http://tidajapan.com/macwinzipper)を使うと文字化けを防ぐことができます。

 

コツ2.全ファイルをひとつのフォルダに入れて圧縮する

データポートフォリオは数十枚から百枚近い画像ファイルをまとめて提出することになります。その際に気をつけておくことが「圧縮方法」です。ひとつのフォルダに画像ファイルをまとめて入れて、フォルダごと圧縮しましょう。まとめていれないと、ファイルを解凍するときに画像がバラバラになってしまいます。
圧縮ファイルの形式は、一般的に使われることが多いZipファイルで問題ありません。


 

コツ3.画像の保存形式は「jpg・png・pdf」、ファイルサイズは5MB前後

提出する画像の保存形式は「jpg・png・pdf」のいずれかが良いです。psdやaiのファイルを提出するとPhotoshopやIllustratorがインストールされていない端末で開くことができません。ファイルサイズも大きいため、提出を求められた際に出すと良いでしょう。
また、一枚あたりのファイルサイズは5MBを目安にしましょう。これ以上に大きいと転送やダウンロード、管理などが大変になります。解像度や画像サイズを縮小すると容量は軽くなりますが、画像のクオリティが下がってしまうため気をつけましょう。

 
印刷ポートフォリオ

コツ4.レイアウト-1ページに1作品

印刷ポートフォリオは1ページに何作品も載せると各作品が小さくなってしまい詳細が見えにくくなります。そのため、レイアウトは「1ページに1作品」にするのが基本です。目に止まった作品を確認しやすく、細かい部分までわかるので絵が映えます。

 


コツ5.サイズはA4がオススメ

印刷ポートフォリオで迷いがちなのが、作品を収めるファイルの大きさの選択です。特に指定がなければA4を選択するのが無難です。バッグにも入りやすく、採用担当者の棚にも収まりが良いのがメリットです。見せたい内容に寄って大型、小型に挑戦する事もOKですが、迷ったらA4サイズにしておくと良いでしょう。

他にもCDジャケットや書籍などを制作したら、実物を持っていくのも良い方法だと思います。実際の商品に見えるとクオリティの高さが伝わりやすいですね。

 

コツ6.印刷にこだわる

印刷ポートフォリオのクオリティは印刷や製本で決まります。印刷や紙質が良いだけで、同じ作品でもグッと良く見えますよね。できれば家庭用プリンターではなく、学校などにある業務用プリンターや印刷会社を利用するのが良いでしょう。値段は高くなりますがイラストやデザインの仕事にとって「見栄え」は大切です。少しでも自分の作品がよく見え、制作時のこだわりが伝わるように工夫してみましょう。

 
ポートフォリオ掲載作品Q&A

ここからはポートフォリオを作っていて気になることについてお答えします。

コツ7.「作成時間」と「何に使われることを想定して制作したか」を伝えることが重要

作品について説明する「作品情報」。企業によっては内容を指定されることもありますが、指定について言及がないときは、以下の5点を書いておきましょう。

  • 作品のタイトル
  • 使用ソフト
  • 作成時間(2時間×3日間の作業の場合は6時間と計算)
  • 制作時期
  • 何に使われていることを想定して制作したか(小説の表紙、ゲーム、広告など)

特に大切なのが「作成時間」と「何に使われることを想定して制作したか」です。「作成時間」は、筆が早いかどうかを確認する基準になります。
また、「何に使われることを想定して制作したか」を明記することは制作意図を伝えるのに非常に重要です。同じイラストでも「ゲームイラストとしてはイマイチだけど、広告イラストとしては非常に良い」といったケースがあります。ポートフォリオだけを提出する場合、その制作意図が少しでも伝わるように作品の用途を書いておくとよいでしょう。

 

コツ8 .ラフは完成品とセットでみせてこそ真価を発揮する

制作工程を見せたり、没になったアイデアを説明したりする際にラフをポートフォリオに載せるのは有効な手段です。ただし、必ず完成作品と並べるようにしましょう。ラフから判断できるアイデアやインスピレーションは「完成させる技量」があった上でのアピールポイントです。完成作品とセットで見せてこそ真価を発揮することを覚えておきましょう。

 
コツ9.面接などの利用は私的利用の範疇なので二次創作は利用OK

二次創作作品(版権物)を載せてよいか気になるところです。答えは「面接などでの利用は私的利用の範疇なのでOK」となります。ただし、その作品が版権物であることは必ず明記しましょう。就職活動で、版権案件(IP案件)が多い会社を受ける場合には、似せて描ける」力は大きなアピールになります。二次創作作品も適切に活用して、実力を見せていくようにしましょう。

 
コツ10.仕事絵はアピールの有力な武器

仕事で描いたイラストは「誰かがお金を払ってでも欲しいと思った絵」なので、就職活動においては非常に有力な武器になります。しかし同時に、権利が買い上げられている場合も多いので、ポートフォリオに載せる際には必ずクライアントの確認をとるようにしましょう。もちろんMUGENUPのお仕事で描いたイラストについても、クリエイターさんからポートフォリオ掲載可否を受け付けています。遠慮無くご連絡いただければ、すぐにクライアント確認をいたします。

 
コツ11. 完成させることができる人かをアピールする

クリエイターの採用で「仕事(イラスト)を完成させることができる人か」は重要なポイントです。それを判断する大事な材料が、作品自体の完成度であり、ポートフォリオそのものの完成度です。イラストやデザインの仕事は「他人に見てもらうもの」を作る仕事です。その基礎にあるのが、丁寧に完成させようというマインドと、それを実現する技術です。採用担当者はそういう点をよく見ています。あなたの分身である作品とポートフォリオを隅々まで気を配り仕上げましょう。

 

コツ12.会社に合わせてポートフォリオをカスタマイズしよう

最後は少し高度な話ですが、会社に合わせてポートフォリオをカスタマイズすることを考えて下さい。ゲーム会社でもデザイン会社でも、それぞれ得意とするジャンル・絵柄・仕事の方向性があるはずです。そこに対して「私は最適な人材です!」とアピールできるように工夫しましょう。目指す会社が何を求めているかわからない時は、素直に質問しましょう。学校の先生、OB/OGの社員さん、そして説明会に来た社員さんなどに「どんな能力や考え方の人を求めていますか?」と直球で聞いてみましょう。その答えに合わせて、自分の作品や良い所の魅せ方を編集すると、世界にひとつだけの良いポートフォリオが仕上がるはずです。

 

ポートフォリオのクオリティで、あなたの人生が大きく変わることがあるかもしれません。
就職、転職活動に是非ともお役立てくださいね。


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