今まではイラストレーターや漫画家が作品を売るとなると、どこかの出版社を通しての発売する方法が一般的でした。ですが、昨今では作品を売ろうと思えばすぐに売ることのできる手軽なオンラインサービスが増えてきて、作品を販売する手段の幅が広がっています。
今回はそのような「クリエイターが作品を売ることができるサービス」をテーマに紹介します。
Melonbooks DL
(画像引用元:Melonbooks DL)
『Melonbooks DL』は同人作品販売で有名なメロンブックスが始めたダウンロード販売サービスです。販売価格の掛け率は70%なので1000円のものが売れれば700円が入ってきます。また、売れるたびに販売価格の1%がポイントに付与されます。
最低振り込み金額の設定がないので、いくらからでも「売上金の引き落とし」が可能で、クリエイターに優しいサービスです。同人誌以外に音楽データも販売できるので、音楽活動をする方にも嬉しいサービスを展開しています。
▽Melonbooks DL
http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=index&age=1&category=0
DLsite.com
(画像引用元:DLsite.com)
『DLsite.com』は知名度の高い同人ダウンロード販売サイトです。掛け値は販売価格により変動します。販売価格が500円であれば、250円(税抜)が販売者に支払われます。また、販売価格が1000円であれば600円(税抜)が支払われるように販売価格が高いほど受け取り金額が大きくなります。その他、特徴として印刷された同人誌を送れば無料でデータ化してくれるので初心者に優しいサービスもあります。
▽DLsite.com
http://www.dlsite.com/home/circle/invite
BOOTH
(画像引用元:PR TIMES)
『BOOTH』は有名イラスト投稿サイトであるpixivが運営している作品販売サービスです。ダウンロード商品だけでなく、印刷された同人誌や手作りの雑貨まで販売可能です。そのため、自身のイラストを素材とした缶バッジやマグカップなども販売できます。手数料は3.6%+10円であるため、販売者の受取金額は販売額とほぼ変わりません。また商品をBOOTHの倉庫に預けられるといったサービスもあり便利です(3カ月間は無料)。販売開始をするとpixiv内のフォロワーに通知が行くので、ファンの方にも知ってもらいやすいです。
▽BOOTH
とらのあな
(画像引用元:とらのあな サークル委託案内)
『とらのあな』は同人サークル活動をしているならば、誰もが知っている有名同人販売店です。審査が通れば同人誌を委託して販売することができます。基本の掛け率は67%+税。委託というのは作家が販売店に預けて売れた分のお金が月々に入ってくるというサービスですが、とらのあなには「買切」というシステムもあります。これはとらのあなが直接その同人誌を買い取るという方式です。買切だと掛け率が60%+税になります。
▽とらのあな
http://www.toranoana.jp/index.html
Note
(画像引用元:note よくある質問 )
『Note』はテキスト・イラスト・漫画・写真・動画・音楽が投稿可能なクリエイター向けサイトです。ブログやSNSのように気軽に使えることが特徴的でサイトにアップした作品の評価も返ってきやすいです。また、投稿したものを販売することも可能です。手数料は売上金額から決済手数料(クレジット決済だと5%)とプラットフォーム利用料([売上金額-決算手数料]×10%)を引いたものになります。
▽note
SENGA
(画像引用元: SENGA)
『SENGA』は2015年の10月にリリースされたばかりのイラストSNS&マーケットプレイスです。SENGAではイラストを投稿してコミュニケーションを図ったり、イラストをダウンロード販売(著作権譲渡型)することが可能です。また、自身のイラストにお気に入りがたくさんつくことで、自分のレベルがアップするシステムなどクリエイターにとっては楽しい機能も盛りだくさんです。手数料は販売価格の10%+税で売上の90%が収入となります。販売に審査などはないため、完成イラストではなく線画素材だけを売るということも可能です。
▽SENGA
まとめ
インターネットの一般的普及、pixivやTwitterなどのSNSの登場によりクリエイターの活動はより活発的になりました。それに合わせて、様々なクリエイター向けのサービスが登場しています。誰もがクリエイターとして報酬を得るチャンスが転がっていますので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。