「脚を描くのはニガテだから、バストアップでいいか……」と思っているアナタ!「脚が棒みたいで色気がでない……」と日々悩んでいるそこのキミ!
今回は問題に答えるだけで脚と足のポイントがどんどん分かるクイズ形式の講座を開講。
クイズの制作者は『手と足の描き方基本レッスン』(玄光社)の著者であるげんまいさん。
クイズを通して脚と足の構造や、男女別の特徴の違いを覚えると、セクシーな脚も男らしい脚も表現できるようになります。マスターしてバランスがよくカッコいい全身イラストを描けるようになりましょう!
脚の描き方編
Q1.「くるぶし」は内側と外側どっちが低い?
ヒント:捻挫のときに足首を捻るのはどっち?
答え:「外側」[答えは文字反転、又は下までスクロール]
ふくろはぎは内側が低くなりますが、くるぶしは逆です。
外側が低いので気をつけましょう。
Q2.下の絵の骨盤は男性?女性?
答え:「男性の骨盤」[答えは文字反転、又は下までスクロール]
男性はウエストから腰骨、脚までほぼ真っすぐです。直線的でとても四角い形をしているのが特徴です。
対して女性は骨盤が広く、股関節も広がっています。脚の付け根も外側についていて全体的に丸く見えます。この骨盤の広さとウエストの細さで「キュッ!ボン!」という独特のラインができます。
Q3.脚が棒みたいにならない立体感を作るライン。どちらが正解?
答え:「B」[答えは文字反転、又は下までスクロール]
前面は「脚付根の出っ張り→膝の内側→スネの骨(内くるぶし)」へと流れる「S」字があり、側面は「太もも→膝上→ふくらはぎ」を通る「S」字の流れがあります。
この流れを意識して脚を描くと、「棒みたい」にならずメリハリのある立体的な脚になります。
Q4.膝の裏。脚を真っ直ぐ伸ばすと凹む?出っ張る?
答え:「出っ張る」[答えは文字反転、又は下までスクロール]
膝の裏には「膝窩(しっか)」という菱型のような形をしたエリアがあり、ここは膝を伸ばしたときは膨らみますが、曲げると左右の腱が浮き上がって凹んだようになります。
膝裏を描くときは、ここに「ハ」の字を入れると色気ある後ろ姿になりますよ!
足の描き方編
Q1.足の長さ(かかと~つま先)と頭(てっぺん~あご)は同じ長さ?
答え:「同じ」[答えは文字反転]
足の長さ(かかと~つま先)と頭の長さは1:1です。また、肘から手首までの長さも足と同じ長さです。ちなみに手の大きさは顔の大きさと同じくらいです(※いずれも個人差あり)。
絵柄にもよりますが、この比率を頭に入れて足が極端に大きくなったり小さくなったりしないよう気をつけましょう。
Q2.足指で親指の幅は他の指2本分ある?
答え:「ある」[答えは文字反転、又は下までスクロール]
親指:人差し指&中指:薬指&小指の幅は1:1:1です。
その為、足指を描くときは3分割すると描きやすいので、このセットで捉えましょう。
他にも足を横から見たとき、足首は足の長さの1/3なので覚えておくと楽に描けます。
まとめ
問題を解きながら描き方のポイントは押さえられましたか?
今回のポイントをおさらいしましょう。
- くるぶしは外側が低い
- 男性と女性で骨盤の骨格が異なるので、描き方も異なる
- 脚を美しく魅せるには、前から見て膝の内側を通った「S」字、横から見て太ももから膝上を通過して「S」字の流れで描く
- 膝裏を描くときは「ハ」の字を入れる
- 足の長さと顔の長さは1:1
- 親指:人差し指&中指:薬指&小指は1:1:1
人間の体の各パーツの長さは法則性があるので、これらを知っておくことで人体が描きやすくなります。イラストレーターを目指す方は覚えておきましょう。
足の描き方についてもっと知りたい方はこちら!
この記事を制作したげんまいさんは『手と足の描き方基本レッスン』(玄光社)の著者。さらに詳しく描き方を学びたい方は是非ご購読ください。
答え
■脚編
Q1.外側
Q2.男性の骨盤
Q3.B
Q4.出っ張る
■足編
Q1.同じ
Q2.ある