イラストレーター×先生の二足のワラジ!専門学校の先生ふたり ホンネ対談
2016.06.20
前回に引き続き、イラストレーターのユウキリリーさんがイラストレーター業界について探っていくコーナー。
今回はフリーイラストレーターとして活躍されているウラヂカさんと一緒に、イラストレーターとして活動していく中の疑問について答えていきます。
でもあまり自分の絵柄にこだわり過ぎないように注意していますね。もちろん、お仕事でイラストを描くときの話ですが。
キャラクターや背景はもちろん、カットイラストや、漫画などなど……。
クライアントさんによって、必要としている絵柄や雰囲気が違うので、まずはそれを最優先します。
なので、大切なのはやっぱり基礎画力ではないでしょうか。
基礎画力はトレーニングでドンドン身につくので、まずはそこをしっかりと鍛えるのが重要ですね。
もちろん自身の絵柄が確立されていて、人気のある作家さんも沢山います。
でも、個性が無いとイラストレーターになれないわけじゃ無いはずです。
例えばクライアントさんが、可愛らしいイラストをカットで使いたいときは、イメージを固めやすいようにそのテイストのイラストサンプルをいくつか上げて、話し合いを行います。 仕事がやりやすいと感じてもらえれば、継続して発注をしたいと思ってもらえますよ。
必ずしも絵を描ける方が発注してくださる訳では無いですからね。イメージを共有するためにサンプルをみせるのは大切ですよね。
カットイラストにもテイストが色々あって、イメージを固めておかないと大変ですもんね。
見て楽しんでもらうツールを作っているので、そこはいつも心がけるようにしています。
こんな案件があるんですが、どういったイラストがいいですかね?って聞かれると、信頼されてる実感が湧いて、嬉しいです。
「ウラヂカさんに発注してよかった!」といって貰えるのは、本当にイラスト描いててよかったーって思う瞬間です。
今回はフリーイラストレーターのお仕事に関する心がけや働き方についてお話ししていただきました。やっぱり人と人でお仕事は成り立っています。お互いが良いものを作ることに一生懸命になることの大切さを改めて感じました。
個性がないことはデメリットではなく、「どんな希望の絵柄にも合わせられます!」というアピールポイントになります。
こういった発想の柔らかさを持つことも才能のひとつなんですね。
どんどん自分ができることを活かして、自分に合った働き方を見つけてみましょう。
Twitter https://twitter.com/uradika
イラストレーターと言っても表現の仕方、働き方は本当に多様だと思います。
どんなイラストを描きたいのかと同時にどのような働き方をしたいのかを考えると自分がどんなアプローチをすれば良いのかが見えてくると思います。
イラストを仕事にしたい人は、自己プロデュース、自分の売り込み方を考える時間が必要です。
私は元々絵を描くのは好きでしたが自分を売り込むのが苦手で……
でも自信のない人間を誰も使ってくれません。
イケイケキャラを一人頭の中で飼うのがおススメです。
「私の絵なんて……」と思う時でもポジティブに自分の強みをバチーン!と言える自分を作ると良いです。
私は「絵を描いて生活したい」という目標を元に動いているのですが描くことと同じくらい営業、人とのつながりって大切だなーと改めて実感しています。
イラストを描くのが好き!という人はそれが何よりの強みだと思いますので一緒に頑張りましょう。
[著・ユウキリリー]
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Twitter https://twitter.com/kslili1987
専門学校の教員をしながら、イラスト、漫画を描いています。
もっといろんな絵を描いて皆さんに喜んでいただければと思います!
【撮影協力】
樽本 佳昭
杉浦 由紀
【取材場所提供】
べるまじお
〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1-2-1 B1
地下鉄堺筋線 堺筋本町駅 1番出口 徒歩2分