描き慣れていないものって上手に描きにくいですよね。そんなときはシンプルな記号に変換すると描きやすくなります。
今回は背景のモチーフのひとつである「花」をテーマに、薔薇の描き方をご紹介します。日頃から花を描く機会があまりない方は、是非ご参考ください。
▼目次
1.シンプルな記号で花のアタリをとる
花の形状となるアタリをとります。
丸や三角などのシンプルな記号を使って、花の向きや形状を決めましょう。
作例のように、中央の丸をベースに三角形と逆三角形で囲んでいきます。この三角形が花びらのアタリとなります。
2.花びらの描き方
△作例
アタリを描き終わったら、花びらを描き込みましょう。
花びら描くテクニックとして、作例のような「富士山」と「樹海」を意識するとそれらしくなります。
「樹海」である「花びらの影」はすべての花びらにはつけず、部分的につけるのが立体的に見せるコツです。
花の大きさは、最初に描いた丸のアタリを目安として、少しはみ出す程度に盛っていきます。
3.ガクや茎などをつけ加える
花びらを盛っただけでは薔薇とはいえませんので、薔薇に不可欠なオプションを付け加えるとグッとそれっぽくなります。
まとめ
最後に花を描くポイントのまとめです。
- 花の形状を把握する
- シンプルに記号化してから描く
- ガクや葉などを追加して、より花らしく
描きなれていないだけで苦手意識を持たずに、自分の描けるものに変換すると楽しく描けます。
挑戦していただけるとうれしいです!
著・画 あおいサクラ子
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楽しいことが大好きなフリーのイラストレーターです。ソーシャルゲームのキャラクターデザインやカードイラスト等を主に手掛けていますが、「デジタルツールで描く!感情溢れ出るキャラの表情の描き方」(マイナビ出版)やサンリオ公式「SHOW BY ROCK!!キャラクターガイド&アンソロジー(株式会社KADOKAWA)」等、技法書や漫画でも活動しています。これからも楽しく多方面に活動していきたいです。