フリルは洋服や装飾品に多く使われるモチーフです。さまざまなフリルの種類があり、フリルがあるだけで可愛らしさをアップすることができます。
今回はプロイラストレーターでありVTuberとしても活動しているまさるドット子さんによる『【解説付きメイキング】フリルの描き方【お絵描き講座】』の動画を元に、フリルの種類と描き方をご紹介します。
▼目次
フリルの構造
主に2種類にわけられ、スカートの縁などについている「フリル分離型」と、スカート自体がフリルになっている「フリル一体型」があります。
フリルを描くときには、フリルがついている布の先に集中線が向かうように線を描くことを意識しましょう。
フリルの種類
フリルにはたくさんの種類がありますが、今回は代表的な6種類のフリルの描き方を説明していきます。
フリルの描き方
「スカートの縁にフリルが縫い付けられている状態」と「ペチコートの裾がフリルになっている状態」をそれぞれ描きました。
①よく見るフリルの描き方/②典型的なフリルの描き方
ラフとしてフリルの外側になる部分に「完成予想ライン」を描いていきます。
次にフリルのひだを描きます。大きなフリルにする場合は幅を大きくし、小さなフリルにする場合は幅を小さくします。ひだの部分をなめらかな曲線にし、フリルのふんわりとした柔らかさを出すように意識することが大切です。
フリルがついている部分に向けてフリルの流れを描いていきます。
このタイプのフリルでは同じ方向に流れを描きこまずにランダムにすることで、ふんわりとした動きを出すことができるのでおすすめです。
フリルの裏地も同様に、フリルがついている部分に向けて流れを描いていきます。フリルが繋がっている箇所を考えて線を引くことで、見栄えの良いフリルとなります。
これで完成です。
③プリーツのフリルの描き方/④ふわっふわフリルの描き方
ラフで「完成予想ライン」を描き、プリーツフリルはしっかりとした折れ目、ふわっふわフリルは大きな動きをイメージして下描きをします。
ふわっふわフリルの下描きを元に、細かなフリルを描きこみました。
フリルがついている部分に向けてフリルの流れを描いていきます。プリーツフリルは一定間隔に、ふわっふわフリルは柔らかな丸みを意識しましょう。
最後に裏地の流れを描いて完成です。
⑤元気なフリルの描き方/⑥装飾がついているフリルの描き方
ラフの「完成予想ライン」を元に、元気なフリルはひだを上向かせるように描きます。装飾がついているフリルは典型的なフリルを下描きとして描きました。
元気なフリルは、布の流れと裏地の線を描いて完成です。
装飾がついているフリルは下描きに沿って小さな波線を描いていき、布の流れと裏地の線を描き加えて完成です。
応用テクニック:組み合わせや見せ方でお洒落感アップ
同じ種類のフリルや違う種類のフリルを重ねたり、背中合わせに組み合わせると情報量の多い可愛さになります。また、フリルの端に穴を開けたデザインにすることでも情報量が増え、脚などをちら見せする演出効果を出せます。
そのほかにも、ひも状のフリルをモチーフに添えることで画面を華やかに飾ることができるのでおすすめです。
さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!
こちらの動画では、実際にフリルを描く工程を見ることができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。
記事元の作者:まさるドット子
プロのイラストレーター系VTuber。YouTubeにてお絵描き講座やイラストレーターに関する情報を発信し、Live2D制作も多数手掛け活躍。
Twitter:https://twitter.com/masarudottoko
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC-tS2U8BB8qTo2tVhoZ30Aw