今回は背景イラストレーターの有馬憲吾さんによる『【紅葉の描き方】Procreateデフォルトブラシを使って簡単に紅葉を描こう!【iPad│Procreate】』の動画を元に、「遠景の紅葉」と「アップにした紅葉」の描き方をご紹介。
▼目次
紅葉のポイント
紅葉した木の描き方
1. 奥の葉の集まりを描く
2.カゲと枝を描き込む
3.ハイライトを入れる
アップにした紅葉の描き方
手前の葉をコピペで作る
光の透け感を出すテクニック
紅葉のポイント
紅葉は赤色のモミジやカエデ、黄色のイチョウ、茶系色になるケヤキなど、木の種類により色の変化に特徴があります。紅葉しない木もあるため、緑葉の木も忘れずに描くことが大切です。
「モミジは葉の塊と枝の隙間が大きい」「イチョウは隙間なく生える」「ケヤキは扇型に広がる」といった、それぞれの木のシルエットを色とセットで押さえておきましょう。
紅葉した木の描き方
使用しているのはiPadとイラスト制作アプリProcreateの「オーガニック→レインフォレスト」ブラシです。他のイラストアプリを使用して紅葉を描く場合でも、似たようなタッチのブラシを使うことで応用できます。
1. 奥の葉の集まりを描く
木のシルエットを考えながらベースとなる葉の塊を描きます。
2.カゲと枝を描き込む
ベースより少し暗い色で葉のカゲを描き、ざらついたブラシを使いグレーに近い色で枝と幹を描きました。カゲを入れるときには光源を意識するようにしましょう。
3.ハイライトを入れる
光が当たる部分に明るい色でハイライトを入れます。葉の塊にハイライトを入れるときは、葉の形を意識して描き込むのがポイントです。
アップにした紅葉の描き方
遠景と同じ種類の紅葉を画面手前にアップで描くと、構図に奥行きを出すことができます。
手前の葉をコピペで作る
違う形の葉を1〜複数枚描いておき、コピー&ペーストで葉の枚数を増やして配置します。左右反転や変形ツールなどを駆使することで、時短をしつつ組み合わせのパターンも作れます。
また、「枝の手前にある葉」と「枝の奥にある葉」を意識すると、前後関係がわかる配置になります。
光の透け感を出すテクニック
紅葉の葉の上に新規レイヤーを作成し、レイヤーモードを「追加」にします。「追加」は「発光」と同じ効果があり、対象物を明るく際立たせることができます。
不透明度を50%程度に下げ、柔らかいブラシでオレンジ色を乗せました。薄い葉に光が透けている様子を表現しています。
あとがき
今回は「遠景の紅葉」と「アップにした紅葉」の描き方についてご紹介しました。
- 遠景の場合は描きたい紅葉の木の特徴を押さえる。
- 近景の場合は葉の配置に気をつける。
このポイントで説得力のある紅葉を描くことができます。是非楽しんで背景イラストを描いてみてください。最後までご覧いただき、ありがとうございました!
さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!
こちらの動画では、実際にブラシを使って描く工程を見ることができます。より理解を深めたい方は、是非ご覧ください。
記事元の作者:有馬憲吾
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