本記事では、SNSで注目を集めるような「映える塗り」を紹介します!今回はプロのイラストレーターであるクラコさんにご解説いただいた「映え塗り【分冊版】」より、目と顔回りの塗りの項目を抜粋し、SNS映えする厚塗りのコツをご解説いただきました!
▼目次
目の塗りのコツ
魅力的な瞳を描くには?
▲白目と瞳に影を入れる
神秘的な男性をイメージして、瞳は青紫色をベースにしました。まずは、白目と瞳に影を入れます。
▲瞳の周囲やまつげの塗りこみ作業
瞳の周囲や白目の影をぼかします。そして、瞳の色をスポイトで吸い、まつげに塗り込みます。
▲まつげにハイライトを追加
瞳の色になじませたまつげにハイライトを入れます。また目のカーブを意識してアイラインを描くことで、立体感を与えます。
▲瞳を際立たせる
瞳全体や白目の境目にオーバーレイでぼかしたオレンジ色を入れて瞳を際立たせます。
▲瞳にハイライトを追加
瞳をキラキラさせるため、ハイライトを入れます。下まぶたのカーブを意識し、下まつげを描きこみます。
▲目の周りに影を追加
目が肌に対してくっきりするように目の周りに影を入れます。下まぶたには乗算レイヤーで朱色を乗せます。
▲瞳に情報量を与える
髪で隠れないようにするため、まつげに白いフチをつけました。また瞳に情報量を与えるため、半透明の白でハイライトを塗り、紫色の補色である、黄緑色の粒を加えます。
▲仕上げに目全体にオレンジを追加
仕上げにオーバーレイでオレンジを目全体にかけます。瞳のふち、下まつげが赤く印象的になるように調整します。
肌の塗りのコツ
透明感のある肌に仕上げる
▲肌に細かく色を描きこんでいく
肌の塗りで透明感を出していきます。描きたい人物ごとに血色や肌質を考え塗りましょう。目の周りは赤く、顎周りは白めに。首下などの濃い影に青みがかった色を入れることで透明感が出ます。また顔にはハイライトを入れることで、立体感が出るので取り組んでみましょう。
まとめ
今回は目と肌の塗りの項目を抜粋して、そのコツをご解説いただきました。
- 瞳のベース色は、描くキャラクターのイメージを大切に
- 肌も同じく、描くキャラクターのイメージを大切にし、立体感を出すように意識
- 瞳周りは髪と同化しないよう、立体的に仕上げる
“SNS映え”につながるポイントとしては「キャラクターのイメージ」を捉えることが大事です。今回は「和装男子」でしたが、明確なテーマ設定があると、より映えるイラストになるでしょう!
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著・画 クラコ
UIデザイナーを経てイラストレーターに転向。ソーシャルゲームを中心に活動中。