このイラストなんかいいかも!思わずいいねしたくなるイラストはありませんか?
逆にどうしたらこんなにも沢山のいいねがもらえるんだろうか、どんなイラストを描けば投稿を伸ばすことができるのだろうかと疑問に思ったことはないでしょうか。
今回はXにて、4500万インプレッションと17万いいねを獲得したイラストレーターふたい(@futai21)さんの万バズイラストを例に“なんとなく、いい”のポイントに迫ってみました!
目次
多くの人の目にとまるテーマ選び

最初に「おまわりさん」を描きたいと思いつき、時期が夏だったこともあり「花火大会」を題材に選びました。
そこから、「華やかな花火大会の中で異質な2人だけの緊迫した空間」というコンセプトを思いつきました。イラストの中に漂う独特な緊張感が見る人にも自然に伝わるよう構図を工夫しています。
緊張感を伝える構図
見切れ構図で臨場感を演出

おまわりさんの帽子をあえて見切れるようにすることで、開放感や動き、臨場感を感じられるようしています。
警察官に見上げられる一人称視点

今回は視点をキャラクターの相手役にしました。おまわりさんに相手役を見上げさせることで、帽子のつばに顔が隠れ、怖さや緊張感が自然に伝わるようにしています。(②)
魚眼レンズで迫力アップ

魚眼レンズ風の視点にすることで、画面に奥行きと迫力を出しました(③)。背景の観客や建物は自然な奥行きと視線誘導を考慮しつつ配置し、賑やかな花火大会を演出。主役と相手役、2 人の存在感をより引き立てています。
空気感を描く
多彩な青で立体感を出す

青1色では単調でパッとしない印象になるため、多彩な青で立体感や空気感を伝えます。

いずれもキャラクターに使われている色です。色相・彩度・明度が少しずつ異なります。
差し込む光と反射で表現する花火

花火を大きく描き込むのではなく、反射や周囲の照り返しを用いて、その華やかさや空気感を表現しました。
人物にも花火の光が自然に当たるよう描き込み、画面全体をまとめました。
空気感を強調するグラデーション

グラデーションを強めに取り入れることで、空気感や臨場感を演出しています。グラデーションを入れるか入れないかで、画面の印象が大きく変わります。
世界観を作る描きこみ
絵柄と線やテクスチャの質感の相性を意識しつつ、主役のおまわりさんはしっかり描き込み、周囲の観客は必要最小限に抑えることで、画面の華やかさとリアリティを両立させています。
主役の描き込み

空間を伝えるため、おまわりさんは衣服や小物も含めてしっかり描き込んでいます。表情の細かい描写は特にこだわり、おまわりさんの汗や服の質感で現場の熱気を感じ取れるよう意識しています。

夜特有の暗さを活かしつつ、目立たせたい部分の彩度や明度が暗くなりすぎないように調整しています。また、青以外の小物は意図的に彩度を高め、自然なメリハリをつけています。
イラストを目に留めてもらうための色づかい

今回の絵では、線画と色塗りの上から厚塗りを加えることで、目立たせたいキャラクターや小物の立体感を強調し、全体の見映えを良くしました。
また、見ていて楽しい遊び心として、帽子の縁や衣服の輪郭など、ところどころに彩度の高い色を加えています。
色収差で臨場感を足す

背景のモブや建物には色がブレているように見える色収差を用いて奥行きを演出しています。
色収差を取り入れると深みが出る上、動きがあるようにも感じられるため、一瞬を切り取った今回のようなイラストにはよく合います。
こうした細かな工夫がイラストの見映えをよくし、イラストに目をとめてもらうことに繋がります。
まとめ
- 意外性のあるテーマと視点選びで、見る人の心を一瞬で掴もう
- 多彩な色と光の反射を使いこなし、その場の空気感を演出しよう
- 細かな描き込みや色収差を活用し、一瞬を切り取った臨場感を出そう
続きは、『なんとなく、いいイラスト いいねがもらえる秘密 (いちあっぷブックス) 』(著・いちあっぷ編集部 )にてお読みください。
※本記事は発売前の記載内容であり、WEB向けに一部調整しております。
その為、本書では一部内容が異なる場合がございます。
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