デジタル時代の、イラストレーターのなり方
2016.06.17
オンライン上で直接、デジタルイラストの描き方をプロのイラストレーターから学べる『いちあっぷゼミ』。
カリキュラム開発・フィードバックなどを担当している茉愛先生に『いちあっぷゼミ』の裏側について迫りました。
はじめまして、イラストレーター兼アートディレクターの茉愛です。
専門学校のゲームイラスト学科を卒業後、シンガポールへ渡り、ソーシャルゲームの開発に携わりました。
業務では世界観設定、コンセプトアート、キャラクターデザイン、アイテム制作などを担当して、アプリのアイコンやGIFアニメーションまで手がけていました。
帰国後、他国で得られた豊富な経験を活かすべく、MUGENUPにアートディレクターとして入社。ここでも案件はちびキャラものやベクターイラストから、カードイラストまで様々。
アートディレクターの役割は、ディレクションを介してイラストのクオリティを管理し、クライアントが望むイメージに限りなく近い作品を仕上げることです。
在宅で制作しているイラストレーターさんとやりとりをして、より良いイラストにするための修正指示を伝えて、その結果を確認することが業務時間の大半を占めています。
そんな中で再びシンガポールへ。
今回はデジタルイラストの講師として渡ることになりました。
2度目のシンガポールでは、イラスト制作ソフトを初めて使う方から、ゲーム会社で働く現役イラストレーターの方までを対象に、日本流のキャラクターの描き方を教えました。
基本的な絵の描き方や操作も勿論ですが「日本のイラストの特徴はなにか?」を、丁寧な説明で海外の方に理解して貰えるよう努めました。
その経験で育んだ「教えること」に対する強い思いを胸に、『いちあっぷゼミ』の開発に携わり、今は講師としても活動しています。
現在公開している「ベーシックスマスター コース」では、顔の描き方を通じて、デジタルイラストの全てに通用する技術を動画で紹介しています。
見る人の印象に残る良い絵の描き方、顔を可愛く見せる方法、美しい線画の描き方、ブラシを使い分ける方法など現場で注目される箇所を忘れずに、デジタルイラスト制作を代表する3工程、「ラフ・線画・塗り」の重要な基礎知識を分かりやすく教えています。
絵を描くからには、必ず描きたいものがありますよね。例えば自分の望むキャラクターを好きな絵柄で描けるようになるためには「イラスト」そのものの仕組みや構造といった基礎知識は必ず必要になります。
だからこそ、慣れないうちは好きな絵の真似をしたり、参考書や他人による客観的な指導も必要です。
つまり、イラストは料理と同じです。道具を揃えて、レシピを手にしただけでは上手くいくとは限りません。そこに経験という要素が加わることで、洗練された一品が出来上がります。失敗と再挑戦を繰り返していくうちに、初めて自分の味という名の【個性】が作られていくのです。
私はその成長の過程をデジタルイラストという分野でサポートしていきます。
私が『いちあっぷゼミ』で最も大事にしているのは、1対1でじっくりと、その人のレベルに合わせて適切かつ丁寧なアドバイスをすることです。
コースを通して、各レッスンの課題イラストを2回添削します。受講者と講師が直接やりとりできるので、その機会を使って細かいポイントに関する質問に答えたり、その人の作風や目的に寄り添って、現場の目線を忘れずその人に合わせた指導していきます。
そうやって、どんな方でも上達するチャンスを身近なものにというコンセプトのもと、このサービスを始めました。
「クライアントはどういったところを見ているのか? 」
「イラスト仕事では何に気を配る必要があるのか?」
など、プロを目指す方が気になる疑問も『いちあっぷゼミ』を通して一から学べます。
クライアントの需要を知るという、より業界に近い経験を得る場としても最適なサービスを提供しています。
あなたも『いちあっぷゼミ』で、一緒に絵のスキルアップを目指しませんか?