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2021.04.02
オリジナルのキャラクターをデザインしてほしいと考えているものの、具体的な依頼方法がわからないという人も多いでしょう。この記事では、オリジナルキャラクターを外部へ依頼したい人に向けて、外部制作するメリットとともに、依頼する際の相場や注意点を解説します。スムーズに依頼できるよう、ぜひ参考にしてください。
▼目次
オリジナルキャラクターのもとになる会社やブランド、商品のイメージを共有する
企業やサービス、製品など様々な用途で活用されるキャラクター。
オリジナルのキャラクターがあれば、自社や自社のサービス、製品のイメージを視覚的にわかりやすく伝えられます。ご当地キャラクターが流行ったように、認知度を上げたり親近感を抱いてもらうきっかけにもなるでしょう。
既存のキャラクターを利用するにはライセンス料がかかりますが、著作権を譲渡されたオリジナルのキャラクターならそのようなコストはかかりません。キャラクターの扱い方も自由なため、ファンが増えればグッズ販売も可能です。
オリジナルキャラクターのデザインを依頼する場合、さまざまな確認が必要です。具体的な確認事項について解説します。
オリジナルキャラクターを制作する目的は、webサイトやポスターに起用したり、グッズ制作やチャットボットなど企業によってさまざまです。オリジナルキャラクターを作るときは、最初に決めた基本方針に基づき、細かい部分をデザインしていくことが一般的です。
目的が定まっていないと、実際に使用する際にマッチしない可能性もあるため注意しましょう。
キャラクターのデザインにおいては、ターゲット設定も重要です。ターゲットによって好むテイストは大きく異なります。ターゲットが定まっていない状態では、求める効果を発揮できるキャラクターは制作できません。
性別や年齢などの属性も含めてなるべく細かい条件を設定し、ターゲットを絞り込みましょう。
オリジナルキャラクターを通してどのようなイメージを伝えたいか検討し、共有しましょう。会社、ブランド、製品などに関する情報をまとめ、事業内容や企業方針だけでなく、業界での立ち位置や会社のイメージまでくわしく伝えてください。会社のWebサイトやパンフレットなどをみせながら伝えると、より具体的に伝えやすくなります。
オリジナルキャラクターを使用する媒体によって、最適な作成方法やサイズは異なります。たとえば、紙媒体のパンフレットとWebサイトのどちらで使用するかによっても、データの扱い方は変化します。制作を依頼する段階で使用する媒体を伝えておくとスムーズです。
画像のサイズもあらかじめ指定すると、トラブルを防げます。
制作を始めてからデータ形式を変更すると手間がかかります。そのため、自社で使用しやすいデータ形式を指定して制作を依頼したほうが安心です。データ形式としては、jpeg、png、ai、psdなどさまざまなものがあります。データを受け取ってからどのように処理するか検討しておき、最適な形式を指定しましょう。
今後の活用を踏まえるとaiやpsdでの形式が扱いやすいのでおすすめです。
依頼先によって料金はさまざまです。また、制作に割ける予算によっても、オリジナルキャラクターの仕上がりや制作期間は変化します。オリジナルキャラクターの用途を踏まえ、どの程度の質を求めるのか制作を依頼する前に検討しておきましょう。明確な予算が決まっていると、制作について依頼する際もスムーズに相談できます。
制作を依頼する際はスケジュールも確認する必要があります。依頼先の状況にもよりますが、オリジナルキャラクターが完成するまでの期間は、特急で2週間から、できれば1ヶ月以上を目安にしておきましょう。これに加えて、制作に取り掛かる前の打ち合わせなどが発生して長引くと、さらに日数がかかりますので、事前に出せる情報は出すように心掛けましょう。
また、いつ頃からオリジナルキャラクターを使用したいか検討し、あらかじめ自社の納品希望日を定めておくと、お互いにコミュニケーションが取りやすくなります。自社でオリジナルキャラクターを使用する流れも共有すると、依頼先と連携しやすいのでおすすめです。
さらに人気クリエイターに依頼するとなると、クリエイターのスケジュールがすでに埋まっていることが多く、希望している納品日と合わないケースが多いです。3ヶ月や半年前といった余裕をもったスケジュールを組んでおきましょう。業界のトップランナーの場合は、年単位でスケジュールが埋まっている場合もあります。
オリジナルキャラクターのデザインを依頼する場合、価格の相場はどの程度なのでしょうか。
今回のようにオリジナルキャラクターであれば、制作会社かフリーランスである個人へ依頼が考えられます。各々に特徴について述べていきます。
制作会社にオリジナルキャラクターの制作を依頼すれば、プロがデザインをしてくれます。さらに、その道のプロがディレクションを行い、複数のクリエイターを取りまとめるかたちで制作物を安定的にたくさん作ることもできます。
また、フリーランスである個人の場合、連絡が取れなくなったり、何かしらの事故にあったり、または病気にかかってしまって作業が止まるといったケースもあります。複数人体制で行っている制作会社であれば代わりの人材を充てて、スケジュールを大きく崩さずに進められる安心感があります。
こういったメリットを持つ反面、営業やディレクター、デザイナーといった複数の人が関わりながら制作するため、相場は個人に依頼するより比較的高額になる傾向があります。
しっかりとした成果を出したいプロジェクトや複数のオリジナルキャラクター制作を同時に進めたいときにおすすめです。
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「SKIMA」や「ココナラ」といったスキルマッチングサイトや、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトを利用すれば、フリーランスとして個人で活動しているクリエイターにオリジナルキャラクターの制作を依頼できます。関わる人数が少ないため、なるべくコストを抑えたいなら、制作会社に依頼するよりもおすすめです。
こちらも、料金は各クリエイターが独自に定めているため、明確な相場はありません。実績のある人気クリエイターとなると、むしろ制作会社に依頼するより高額になる場合もあります。
人気クリエイターはスキルマッチングサイトやクラウドソーシングサイトに登録していない傾向があるので、その際はpixivやTwitterなどのSNSから探してみてください。
どのようなクリエイターに依頼すればいいかわからない場合は、詳しい人や企業に相談するのも手段です。
オリジナルキャラクターをはじめデザイン物の制作費に明確な相場はありません。先程、述べたように制作会社と個人でも相場は異なりますし、制作会社の間でも社内体制や案件状況、業務形態により、各社が提示する金額には差があります。
さらにご相談時の依頼内容においても費用は変動します。ここでは制作費の変動要因となるものを紹介していきます。
キャラクターデザインを依頼すると「キャラクターデザイン」のみにお金がかかっていると思われがちですが、実際は異なります。
例えば、自社商品のマスコットキャラクターを制作する場合に最低でも以下の項目が費用に影響してきます。
制作物そのものの費用です。修正費が含まれている場合もあります。その場合は、修正可能回数が指定されていることがあり、修正対応が多いほど高額になります。クリエイターとクライアントともに修正可能回数は握っておくと、後々のトラブルを防げます。
さらに複数のデザイン案を求める場合も費用が増します。こちらも事前にデザイン費に含まれていることが多いですが、事前に提案希望数を伝えておきましょう。
制作物を作るまでの費用です。例えば、コミュニケーションコストもディレクション費に該当します。クライアント側で何もイメージが決まっておらず、クリエイターと一から作り上げるとなると、多くのコミュニケーションが発生して、コストが高まっていきます。
クライアント側だと意識しづらいですが、クリエイター側だと非常に意識される重要な項目です。
あらゆる制作物は誰かが進行管理を行い、ディレクションしなければ完成しません。費用を抑えるにはある程度自社でイメージを固めた上で制作を進めるか、自社でディレクションを行うと良いでしょう。
自社でのディレクションを負担に感じる場合は、企業に依頼するのも手段です。
クリエイターから提示された制作期間に対して、短いスケジュールを提示すると、クリエイターは短期間で制作する必要があります。その分、クリエイターに負担がかかりますので費用が高くなります。
オリジナルキャラクターの制作を依頼する相手を決めるときは、公開されている過去の制作物をチェックしましょう。どのような制作物を作っているか確認すれば、スキルを見極めるために役立ちます。自社のイメージにテイストや雰囲気があうかどうかもわかります。
過去の利用者の口コミをみて、信頼できる相手かどうか判断するのもひとつの方法です。また、依頼先の候補を複数みつけ、相見積もりをとってコストを比較しましょう。
オリジナルキャラクターの制作を依頼する際は、さまざまな注意点があります。ここでは、注意点を具体的に解説します。
オリジナルキャラクターの制作は「キャラクターそのもののデザイン費」だけではなく、キャラクターデザインに対してのアウトプット数で変わります。
例えば、「正面を向いた全身立ち絵のみのキャラクターデザイン」と「表情集や三面図も含めたキャラクターデザイン」では、アウトプットの数が異なります。
キャラクターデザインを依頼する際は、最終的なアウトプットをどうしたいか事前に伝えましょう。
人気や知名度のあるデザイナーやクリエイターだと、料金も高くなります。質の高いデザインを行ってくれることが多く、宣伝効果も期待して、予算を多く割いてでもネームバリューのあるデザイナーを起用しようと考える企業は多いです。
希望を明確に伝えられるように、キャラクターのイメージはなるべく具体化してきましょう。希望がきちんと伝われば制作もスムーズに進みやすくなり、ディレクション費や修正費も減らせて、コスト削減につながります。
完全なオリジナルキャラクターを制作したい場合でも、まったく何もない状態からイメージを伝えるのは難しいです。なるべくイメージに近い画像をみせながら説明すると、希望を伝えやすくなります。
サンプル画像は1枚に絞る必要はないため、こだわりたい部分にあわせて複数のサンプル画像を用意しましょう。たとえば、顔や髪型のイメージに近い画像とポーズのイメージに近い画像を用意すれば、依頼先でそれらを組みあわせたラフ画を作成してくれます。
自社の依頼により制作してもらった場合でも、オリジナルキャラクターの著作権はクリエイターにあります。
例えば、事前に広告で使用すると決めたのに、クリエイターが知らないところでキャラクターを使った絵本を出版してクライアントが収益を上げているとなるとトラブルになります。
その場合は事前にクリエイターに相談の上で、使用料として印税やライセンス費といった名目でクリエイターにフィーをお支払いするか、著作権譲渡する契約を行う必要があります。
上記でも述べましたが、オリジナルキャラクターの著作権は、基本的にクリエイターがもっています。著作権をもつ人は著作者とよばれており、キャラクターデザインにおける著作者はクリエイターです。
契約の範囲を超えてオリジナルキャラクターを使用した場合、著作権侵害に該当する可能性があるため注意しなければなりません。オリジナルキャラクターの著作権を自社で所有したいなら、著作権譲渡の契約が必要です。著作者ときちんと相談し、トラブルにならないように対応しましょう。
オリジナルキャラクターのデザインを依頼するときは、さまざまなポイントを確認しておく必要があります。予算や使用範囲も考慮して、上手にオリジナルキャラクターの制作を依頼しましょう。
MUGENUPにはプロのクリエイターと4万2,000人以上の登録クリエイターがおり、さまざまなオリジナルキャラクターの制作に対応可能です。実績は業界トップで、クオリティの高いイラストを効率的に制作できます。プロデュースも任せられるため、ぜひ相談してください。
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