はじめまして! エクレア文庫編集部です。
いちあっぷ講座を運営しているMUGENUPから『エクレア文庫』というBL専門電子書籍レーベルが立ち上がったのはご存知ですか?
エクレア文庫編集部の下働きNがいちあっぷ講座編集部に一週間ほど毎日頼み込んでこの場をお借りしちゃいました!編集見習いの神獣、くー君をアシスタントに迎え、小説カバーイラストはどんなところに気を配って作られているのか一緒に見てみようと思います。
エクレア文庫の本
まずね、今回エクレア文庫が刊行した作品は以下の4タイトルだよ。見て見て(強引に)
さて、くー君。実はこの4作品。カバーをぱっと見るだけでもすぐに分かる、編集者が気をつけていることがあるんだけど、何だか分かるかい?
そう、“視線”だね。
本屋さんとかでパッケージに目を惹かれて思わず買ってしまった、という経験はないかい? もしくはネットを散策していて、クリックして拡大しちゃうようなイラストを見たことはないかな。
だろう。
一瞬だけでもカバーイラストのキャラクターと目があって、数秒でもその作品に興味を持ってもらえるよう、カバーイラストは作られているんだよ。
鋭いね。
そう。「テーマは分かりやすく!」 これもポイントだ。
イラストを描くとき、自分がどこを見せたいのかハッキリさせておくことが大事だ。
編集者がイラストを発注するときは、どう売り出したいのかをしっかり伝えるんだよ。
作品の見所はキャラクターの顔か性格か、作品のキーポイントとなるアイテムなのか。
はたまた空気感や雰囲気なのか。
じゃあ具体的にエクレア文庫が刊行した作品のカバーを参考に見てみよう。
切って繋いで赤い糸
「切って繋いで赤い糸」では、
キャラクターをまず大きく配置しているね。
その上で作中のキーポイントとなる小指に結ばれた赤い糸を顔と同じ高さに持ってくることで、意識的に見せているんだ。
さらにこの作品の場合は、塗りの部分で特徴を出しているね。
キャラクターが過去に負った傷が原因で、「他との接触を避けている」「存在感を出さないようにしている」という作品の要素を水彩っぽい塗りで表現して、儚いイメージを表してるんだ。
リカちゃん先生にご用心
「リカちゃん先生にご用心」だと、
メインタイトルにもある「リカちゃん先生」の警戒しなければいけない危ない性格であることが分かるように、そして表情がしっかり目につくように意識されているね。
残り火
「残り火」は
抱かれる側のキャラクター(受け)の視線が読者側に向いていることで、見ている人に助けを求めているような感じがしないかい?
絶望の王と神獣
「絶望の王と神獣」では
作品のテーマに【信頼しあう二人】というのがあって、それが伝わるように二人の顔が近く、さらにその二人から読者が見つめられているような感覚になるように意図されているんだ。
お、おう。
どうだい。
イラストにおいて描きたいテーマと見せたい部分を意識すると、イラストから伝わる情報量というのは飛躍的に大きくなるんだ。それにイラストから伝えたい情報を分かりやすくすればするほど、人の目に留まりやすくもなるし、評価を集める魅力的なイラストへの一歩にもなるんだよ。
では今回はそろそろ終わりにしようか。
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ではでは、今後ともエクレア文庫をよろしくお願いいたします!
エクレア文庫編集のNでした!