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2021.04.02
スマホで遊ぶゲームの中には美麗なイラスト。お仕事でゲームイラストを描いてみたい人も多いはずです。今回はフリーランスでゲームイラストのお仕事にチャレンジする方法をご紹介します。
▼目次
ゲームイラストの仕事をするには、ゲーム企業に所属するかフリーランスかの二つ
ここで述べる、ゲームイラストレーターとは「ゲーム用のイラストやデザイン」を描くイラストレーターのことです。
これはゲームに関するイラストを中心にお仕事をうけているということであって、決してゲームのみに限った専門のイラストレーターであるとは限りません。
多くの方々は機会があれば他のジャンルのお仕事も受けています。しかしゲームイラストはゲームならではの特徴も多く見られます。
ゲームのイラストは様々です。いくつか用途別にイラストの種類をご紹介します。
ゲームのまさに顔となるような一枚絵のイラストで、タイトル画面やポスターなどの広告に使われます。
ゲームのイベントシーンを描いたイラストです。シチュエーションにあわせて背景の建物や自然物も描かれていますし、複数の人物が描かれることもあります。
ゲームで多用されている絵のスタイルで、キャラクターが自然に立っている様子を描いたイラストです。一人のキャラクターをシンプルに描くため、キャラクター紹介などにもよく使われます。
主に立ち絵でキャラクターの感情を表現するために使われる、目・眉・口といったパーツだけのイラストです。表情にあわせて、パーツを差し換えることで表情を演出できます。
こちらは服装の変化を演出するためのイラストです。もともとのキャラクターの素体にあわせて、制服だったり私服だったり水着だったりを描き、シチュエーションにあわせて差し替えます。
可愛くデフォルメされたキャラクターイラストです。マップ上を移動したり、バトルの画面に登場したりと、様々な場面で使われます。
街並みや室内の様子、公園や森など、キャラクターなど主要題材の背後に広がる自然世界を描いたイラストです。そこがどんな場所でどんな世界なのかを見ている人に伝え、主要題材を引き立てます。
この他にもゲームには様々な用途のイラストが使われていますが、これらを全て一人で描くことは不可能です。そのため、得意な絵柄やスキルにあわせて、多くのイラストレーターが分担作業で描いていくことになります。
ゲームイラストレーターの働き方は大きく二つ、ゲーム関連企業に所属するか、フリーのイラストレーターとしてゲームのお仕事に関わるかです。
ゲームに関わる企業は、任天堂やスクウェア・エニックス、コナミ、カプコン、セガなどの大手パブリッシャーから、サイバーコネクトツーなどの開発ディベロッパー、MUGENUPのようなイラスト制作会社まで、企業の規模や事業内容は様々です。
そのため、ゲーム関連企業に所属するという働き方の場合は、所属先によって業務内容やキャリアが大きく変わってきます。
新卒採用であれば最初は小さな部分からお仕事がはじまり、実績に応じて関わる案件や範囲が広がって、最終的にはキャラクターや世界観のデザインを手掛けるチャンスが巡ってきます。イラストレーターとしての実績があれば、中途採用もありえるでしょう。
ここで気を付けなければならないのは、「デザイナー職」としてゲーム関連企業に入社した場合、必ずしも「キャラクターのイラストを描く」とは限らないことです。
ゲームのユーザーインターフェースや、広告宣伝用のバナーといったデザイン業務もとても重要ですので、ほとんどキャラクターを描かないこともありえます。その点は就職時に慎重に判断しましょう。
フリーランスの場合は、「仲介企業からお仕事を紹介してもらう」「マッチングサービスを通して企業からお仕事を依頼される」「個人として、直接、クライアント企業からお仕事を依頼される」……だいたいこのどれかになります。今回はここを掘り下げてご紹介します。
ゲームイラストレーターとして手掛けるイラストがどんなものか、なんとなく伝わったかと思います。また、働くにあたってはゲーム関連企業に就職するか、フリーランスで働くかというどちらかということもご紹介しました。
しかしゲーム企業の多くは大都市圏に集中しており、様々なご事情からフルタイムでの勤務が難しい方も多くいらっしゃいます。クリエイターとしては、会社に縛られず自分の自由な創作活動にもチャレンジしたいでしょう。
そういう場合はフリーランスとしてお仕事を受けることになります。
「人気ゲームのイラストのお仕事を、知名度も実績もない自分が受けられるの!?」そう思うかもしれませんが、まさにゲームイラストのお仕事を紹介してくれる会社やサービスがあります。
ゲーム関連企業から受託したお仕事を、登録したイラストレーターに紹介し、いっしょに制作していく会社です。
イラスト制作会社として代表的なのはMUGENUPで、社内に100人以上のアートディレクターが在籍しており、スケジュール管理はもちろん、どう修正すればいいのかというフィードバックへの対応なども一緒に進めていくことができます。
こういう企業の多くは自社のHPなどでイラストレーターの登録を募集しており、自分の連絡先やポートフォリオを登録すると、スキルにあわせてお仕事を紹介してくれます。
請求や契約まわりも全てお任せにできるのがイラスト制作会社のメリットです。特にMUGENUPの場合は、スキルさえあれば知名度や実績が全くなくても登録してお仕事の紹介を受けることが可能です。
また、イラスト制作会社は法人の形態をとっていることが多く、それだけの信用をもってゲーム企業とやりとりしていますから、誰もが名前を知っているような大ヒットタイトルのお仕事を受けることもあります。
MUGENUPの実績ページには、名前を知っているどころか、実際に遊んでいるゲームもあるかもしれません。イラスト制作会社に登録することで、様々なゲームのイラストに関わるチャンスが生まれます。
特にゲームのイラストにこだわりたい、という方におすすめです。
/MUGENUPへの制作ご相談はこちら!\
これらのサイトにフリーランスとして登録し、自分のプロフィールやセールスポイントを公開することで、発注側の企業が募集しているお仕事に応募することができます。また、あなたにお願いしたい!という企業から指名でご相談が舞い込んでくることもあります。
どちらのサイトも数多くの企業が活用しており、フリーランスにとって大変便利なサイトです。数としてはあまり多くありませんが、開発中のゲームに関してイラストレーターを募集している案件も見られます。
ゲームに限らず様々なイラストやデザインのお仕事がありますので、ゲーム以外のお仕事にもご興味がある方は、ぜひご検討ください。
coconalaや、SKIMAなどが該当します。Skebなどのコミッションサイトと呼ばれる種類のサービスとも似ていますが、コミッションサイトはクリエイターに対し有償で作品をリクエストして制作物を受け取るもので、ファンによるオーダーメイドのお願いというニュアンスです。対してスキルマーケットは、お互いビジネスとしてサービスを有償で取引するものです。
基本的な流れはクラウドソーシング会社とあまり変わりません。クラウドソーシングの場合はクライアント主体で「○○を作ってください」というスタイルで案件がやりとりされており、スキルマーケットの場合はクリエイター主体で「○○というスキルまたはサービスを販売しています」というスタイルで案件がやりとりています。
個人の発注主も多くいますので、自分の受けたいお仕事の規模感や内容にあわせて、両方を使い分けるのがいいかもしれませんね。
TwitterやpixivなどのSNS、またYoutubeや同人活動などをきっかけに、イラストレーターに直接お仕事の相談があるケースも見られます。
しかし巡ってくるチャンスは決して多いわけではありません。Twitterやpixivに投稿される膨大なイラストのなかから企業の目にとまり、さらにお金を払ってまでお願いしたい!と思ってもらわなければならないので、そのハードルはかなりの高さになります。
他の方法としては、自ら売り込むことも考えられます。ゲームを開発している企業やグループに自分から連絡をとって、イラストのお仕事を提案するやり方です。
しかしよほどの知名度や実績があればともかく、初見のフリーランスにお仕事をお願いする企業も多くはないでしょう。イラストレーター自身にとっても、飛び込みで営業していくのはメンタル的にも体力的にそうとう大変です。
いつでも連絡を受けられるようDMやメールアドレスといった連絡先を公開してチャンスを待ちつつ、まずは自分のスキルアップや実績づくりを目的として、これまで紹介したサービスに登録してみてはいかがでしょうか。
色んな選択肢があってどうしようと思うかもしれませんが、「ゲームイラストにぜひ関わってみたい!」となるとやはりイラスト制作会社から仕事を紹介してもらうのが一番の近道です。
でも登録したらどうなるの?と敷居を高く感じてしまう人もいるでしょう。ここではMUGENUPを事例に、登録からお仕事紹介までの流れをご紹介します。
イラストのお仕事をするうえでポートフォリオは必須の資料です。クリエイターとしての自分自身をアピールする資料であり、実績・経歴・スキル・問題解決能力など、様々な情報がポートフォリオに詰め込まれています。
ここで重要なのは、作品の点数ではありません。あなたというクリエイターがどんな表現者であるのかを知ってもらうことです。そのため、イラストのクオリティはもちろんですが、何を伝えたくてそのイラストをポートフォリオに載せるのかが重要です。そしてポートフォリオ全体を通して、相手に自分を伝える表現力が求められます。
ポートフォリオには重要なポイントがたくさんありますので、詳しくは、「いちあっぷ」中の下記記事「ポートフォリオから仕事を得る方法」をご覧ください!
自分をアピールするポートフォリオを用意したら、実際に登録してみましょう。ここでは、MUGENUPへの登録を例にご紹介します。
登録するまでは緊張するかもしれませんが難しいことはありませんし、なにより無料です。登録する情報も、ご連絡先や使用しているツールなど、とても基本的な内容ばかりです。
必要な項目を入力して「登録する」のボタンを押したら、それで完了です。
登録が完了したら、さっそくMUGENUPにログインしてみてください。
ログイン後、「ポートフォリオ」と書かれたタブをクリックすると、「ポートフォリオに作品を追加する」というボタンがあります。このボタンを押すことで画像をアップロードできますので、準備しておいた作品をぜひポートフォリオに登録してください。
MUGENUPでは、お仕事の実績(仕事絵)以外に、オリジナルイラストや、二次創作の作品もポートフォリオとして登録することが出来ます。
デッサンスキルを見せるのに役立ちそうであれば、ささっと描いた落書き程度のイラストをアップするのもOKですし、塗りスキルを見せたいということであれば、線画は自由に利用可能な配布物を使っていても構いません。
ただし、もちろんその場合は「自身の制作範囲は塗りのみ。線画は配布物」といった説明を画像内に記載するようにしてください。漫画を描ける方は同人誌のページを掲載するということも可能です。
もし線画のお仕事を中心に受けたいとお考えであれば、ポートフォリオに線画の画像を充実させると、「このイラストレーターさんは線画が得意なのだな」とPRすることができます。
自分のスキルや、自身が受けたいお仕事の傾向に合ったイラストをアップして、どんどんアピールしてください。
登録に必要な手続きはそれだけです!
MUGENUPの場合、社内のアートディレクターがご登録いただいたイラストレーターさんのポートフォリオやスキル、実績などを確認し、ゲーム会社からの依頼内容にマッチする方にお声がけをさせていただきます。
登録が終わったら、しばらくお待ちください。
せっかく登録したのに連絡がないな……と不安になるかもしれません。また、登録したイラストよりも良い絵が描けた!いう場合もあると思います。
そういう場合は、MUGENUP STATIONのポートフォリオにどんどん作品を追加してみてください。MUGENUPでは社内のアートディレクターが皆様のポートフォリオを実際に見て確認していますが、現在では42,000人を超える方々にご登録いただいています。イラストを追加してポートフォリオが更新されれば、それだけ目に留まりやすくなります。
また、ポートフォリオの更新とあわせて、ぜひMUGENUPが開催する様々なコンテストに参加してみてください。MUGENUPが行うコンテストは、全て実際のお仕事を想定した内容になっています。
過去に開催されたコンテストの入賞作は講評と共にアーカイブで見ることができますので、指示書と講評を読み比べることで、イラスト制作の現場では何が求められ、評価されているのかを学ぶこともできます。
クライアントからのご依頼を踏まえて、スキルがマッチするイラストレーターさんがいらっしゃったら、実際の案件紹介に進みます。
MUGENUPにおけるイラスト制作は基本的に分業制をとっていますので、「ラフだけ」「着彩だけ」のように皆様の得意なスキルを活かしたお仕事を進めることができます。
事前にポートフォリオや自己アピールを確認したうえでお仕事をご相談いたしますので、「キャラは得意だけれど背景が苦手」という方にはキャラクターのお仕事を、逆に「背景が得意!」という方には背景のお仕事をお願いしています。
そのため「メカが苦手……」「過激な絵は避けたい……」という場合でも心配することはありません。安心してお仕事に取り組んでいただける体制が整っています。
もちろんお仕事のご相談をさせていただく際には、必ず案件の内容と同時に制作料金をお伝えしています。それらの情報を踏まえて、お仕事を受ける・見送るなど、判断できるようになっています。
お仕事をお受けいただけるとなった場合、専用のwebシステム上で、イラストを制作していくことになります。
インターネットでやりとりしますから、場所にとらわれることはありません。副業・兼業としてイラスト制作に関わることも問題ありませんし、東京から遠く離れた場所でも在宅でお仕事することができます。
ライフスタイルによっては、夜中にイラストを進めて夜明けにアップロードすることもできます。この場合、ひと眠りして起きたころにはフィードバックが帰ってきていることでしょう。実際、時差を活かしてやりとりする海外在住のクリエイターもいらっしゃいます。
質問や相談もシステム上でやりとりできますし、クライアントから修正指示があった場合でも、まずはMUGENUPのアートディレクターが内容を噛み砕いて状況を整理してからご案内いたしますので安心です。
納品が終わったら、お仕事の完了です。MUGENUPからイラストの制作料金をお支払いいたします。
イラスト制作会社であるMUGENUPを事例に、登録からイラスト制作までの流れをご紹介させていただきました。
以前、「いちあっぷ」で実際にMUGENUPに登録してお仕事をしていただいた方にインタビューを行いましたので、そこから実際のクリエイター目線のコメントを紹介いたします。
登録にご興味がある方、迷いがある方は、ぜひ読んでみてください。
・業界未経験でもOKというのが嬉しかった。
・二次創作のイラストでもポートフォリオに登録できるので良かった。
・副業でも初心者でもOKなので安心できた。
・ポートフォリオを登録してすぐお仕事の依頼をもらった。
・厚塗りは苦手意識があるが、実際に依頼があった内容は自分が好きな分野だったのでほっとした。
・自分の場合は、登録してから最初のお仕事をいただくまで、半年くらいかかった。
・最初のお仕事は、ゲームキャラクターの着彩とラフ画作成だった。
・しかもそれが、TVCMをやっているようなビッグタイトルだったので驚いた。
今回は「ゲームイラストレーターになるため方法」と題して、ゲームイラストにお仕事で関わるための近道をご紹介しました。
改めてまとめてみます。
イラスト制作会社もいくつもありますし、それ以外にも様々なサービスが登場しています。それぞれに特徴がありますので、自分のスキルや絵柄のテイスト、お仕事をしてみたい方向性にあわせて、いろいろ試してみてください。
何度か繰り返してお話していますが、ゲームイラストにこだわるのであればやはりイラスト制作会社がおすすめです。一方で、ゲームにとらわれず様々なジャンルやテイストのお仕事にトライしてみたい場合は、クラウドソーシング会社が適しているでしょう。スキルマッチング会社も選択肢に入ってきます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
/MUGENUPへの制作ご相談はこちら!\