男女の体格差から学ぼう、筋肉質な女性の描き方

男女の体格差から学ぼう、筋肉質な女性の描き方

今回は身体の筋肉の描き方、特にアスリートのような筋肉質な女性の描き方です。健康的でハツラツとした女性の肉体美、素敵ですよね! 

 

とはいえ、単に筋肉について語るのではなく、男女の基本的な「体格差」の上でどのように見え方が異なるのか、その捉え方と絵で表現する際のポイントについて説明していきます。

 

この知識は、人を描く基礎力になるものです。普段、筋肉を意識して女性を描いたことのない方、資料を見ながら筋肉を描いてみたけどしっくりこない、または男性は描けるけど女性は描きにくい人など、ぜひ一度参考にしてみてください。

 

▼目次

女性と男性の違いを知ろう

男性と女性の体格の差を理解しながら描こう

肩幅の比率

肩周り・腕の描き方

ウエストの描き方

胴・腹筋の描き方

腰~太もものラインの描き方

お尻の描き方

 

女性と男性の違いを知ろう

筋肉 女性 描き方

平均的な日本人の筋の組織量は、女性の方が男性より総じて少なく、上半身は男性の70%、下半身は85~90%と言われています。また、女性の筋力は、男性の約55~70%だそうです。(『ビジュアル版 運動に関わる筋肉のしくみ』新星出版社)

 

組織量自体が少ないため、女性の体は多少鍛えても分厚くなりにくいです。また、男性の方が上半身が分厚くなりやすいといえます。

男性と女性の体格の差を理解しながら描こう

  • 普段女性の筋肉を意識して描かない人
  • 「筋肉質」と聞くと無意識に男性をイメージしてしまう人

ほど、マッチョな男性に胸とお尻を付け足したような、いびつな人体を描いてしまいがちです。

 

まずは基本的な、男女の体格とシルエットを理解しましょう。正しいシルエットが描けたら、そこに筋肉の表現を付け足します。

肩幅の比率

筋肉 女性 描き方

リアルな頭身を元にした理想的な人体の肩幅の比率は、

  • 女性:頭身2つ分
  • 男性:頭身2と1/3つ分

 

男性の方がやや肩幅が広く、この印象は鍛えた女性であっても変わりません。

肩周り・腕の描き方

筋肉 女性 描き方

男性の方が肩の筋肉(三角筋)や上腕の筋肉(二頭筋・三頭筋)が大きくなりやすく、十分に鍛えられた肩回りは球体に近いシルエットになることがあります。

 

しかし女性の肩回りがここまで厚くなることはほぼないといってよいでしょう。

筋肉 女性 描き方 

筋の組織量が男性の70%程度の女性は、体を鍛えるにあたって上半身を重点的にトレーニングする必要があると言われています。

 

好みによりけりですが、衣服の上からでも見えやすい肩や腕をたくましく描くことで、筋肉質な女性のたくましさを表現できます。

ウエストの描き方

筋肉 女性 描き方

女性のウエストは、肋骨のカーブのすぐ下、へそよりも高い位置にあります。対して、男性のウエストは女性より下、へそと同位置か、やや下にあります。余分な肉の少ないアスリート体型の女性は、ウエストのくびれも美しいものです。

胴・腹筋の描き方

筋肉 女性 描き方

きれいに割れた腹筋(腹直筋)はみんなの憧れ。男性と女性の腹筋のラインの違いも覚えておきましょう。男女のシルエットを混合して、女性のウエスト位置やくびれを忘れないように注意しましょう。

筋肉 女性 描き方

また、筋肉質な男性は脇腹の筋肉(外腹斜筋)のラインが見た目の印象に大きな影響を与えますが、体格の違いから、筋肉質な女性はウエストのくびれの方が、腹斜筋の印象より強くなります。

腰~太もものラインの描き方

筋肉 女性 描き方

女性の方が骨盤が広く、

  • 女性はウエストからお尻に向かって横広がり
  • 男性は肋骨の下から、ストンと下におろすようなシルエット

になります。

 

女性は、腰ではなく太ももの付け根でもっとも横幅が広くなるようなシルエットを意識するとセクシーです。

お尻の描き方

筋肉 女性 描き方

太ももの付け根の断面を意識しながら、女性らしい曲線的なラインを描きます。お尻の筋肉(大殿筋)のラインを描くと、筋肉質な身体の表現になるでしょう。

資料の集め方

筋肉が描きたい!けど「筋肉」で資料を検索しても解剖図ばかりでてくる、欲しい体型の資料が出てこない、そんなときは資料の探し方も意識してみましょう。

 

英語で筋肉質な写真資料を検索するとき、

  • 細マッチョ=lean body(体脂肪が低く引き締まった体型)/ toned body(適度に鍛えられた健康的な体型)
  • マッチョ=ripped body / buff body(筋骨隆々の、鍛え上げられた体型。ともに俗語表現) 

といった英単語を覚えておくと便利です。

 

また、ボディビルディング=body building はポージングに癖があったり、油で表面をテカらせていて、色塗りの際自然な陰影が追いにくいことがあります。

 

好みに寄りますが、work out fitness といった単語でも検索してみることをオススメします。写真資料を用いる際は著作権等への配慮を忘れないようにしましょう。

まずは「見え方」を研究しよう

筋肉が描きたいと思ったとき、解剖図を見て筋肉の形や名称を覚えるのも大事ですが、まずは実際に写真や資料をよく観察して、自分なりに全体の「見え方」「捉え方」を研究することが大事です。

 

体格の理解を通して全体を「捉え」、肉感のある生き生きとした人体表現を目指しましょう。

著・画:仲間安方(なかまやすかた)

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Twitter  https://twitter.com/pippo_3520

 

皆さんのお絵かきの、「できた!」と思える一瞬のお手伝いができれば幸いです。

 

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