初心者には難しい横顔の描き方…。横から見た瞳や唇をどう描けばいいのかわからない!という方も多いはず。今回はそんな横顔を簡単に、且つ”かわいく"描く方法を解説します。
<目次>
① 頭蓋骨の土台となる若干横長の円を描く
② 基準線を作る
③ 基準線を元に大まかな全体図を完成させる
④ 口元を斜めに削る
⑤ 鼻、口、顎を作る
⑥ 顎のラインを描く
⑦ 目を描く
⑧ 眉毛を描く
⑨ 上まぶたを描く
⑩ 耳を描く
⑪ 髪を描いて仕上げる
横顔のメイキング
① 頭蓋骨の土台となる若干横長の円を描く
横顔を描く時は頭蓋骨を意識した球体(円状)のアタリを取ることから始めます。円状のアタリに首や顎を書き加え、細かいディティールを追加し調整していきます。まずは若干横長の円を描いて土台にしてみましょう。
② 基準線を作る
①の円状のアタリを縦に四分割、横に二分割し、八つのパーツに分けます。上半分がちょうど頭の部分になります。
③ 基準線を元に大まかな全体図を完成させる
円状のアタリに首や鼻から顎の部分、耳のアタリを追加していきます。縦に四等分した円のうち、一番下の交点が鼻の位置に相当します。
おでこのラインより鼻が高くなるように、鼻~顎を付け加えてあげましょう。顎の高さは頭の2/5を目安にします。
④ 口元を斜めに削る
おでこと顎のライン(出っ張り)が同じくらいになるように、アタリを削って調整します。
⑤ 鼻、口、顎を作る
角ばったアタリを丸く、滑らかな線に整えていきます。
鼻は下向きにすると幼いイメージになります。キャラクターの年齢やイメージによって、鼻の高さを調整してあげましょう。
横から見た口の描き方は今一つピンと来ず難しいですが、先に「口がどこにあるか」という位置をイメージして、それに沿うように唇の凸凹を輪郭に反映させます。
顎先は若干しゃくれさせると大人っぽい印象になりますが、加減には注意が必要です。
⑥ 顎のラインを描く
耳と顎の位置が決まったら、耳下から顎先に向かうように顎のラインを描きます。
⑦ 目を描く
最初に四分割した円状のアタリのうち、二段目が目の位置に相当します。真横から見た時、目は鼻より上の位置になります。下まぶたは鼻のラインと平行に描いてあげるときれいに仕上がります。
⑧ 眉毛を描く
眉毛の長さは目の幅を超えないように描くのがポイントです。
⑨ 上まぶたを描く
上まぶた(アイライン)を描きます。
⑩ 耳を描く
耳を描きます。横から見た耳に限らず、耳の描き方はよくわからない人も多いのではないでしょうか。
凹んだ楕円の中にYとヽの形の肉が入っているイメージです。一度よく本物の耳を観察し、デッサンしてみることをおすすめします。
⑪ 髪を描いて仕上げる
最後に頭部にカツラを載せるようなイメージで髪を描きます。髪の厚さやボリュームが加わると、最終的に頭部が一回り大きく仕上がるので注意が必要です。髪の量を上手く調整しましょう。
著・画 ぶんぼん
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