メイキングで学ぶ!失敗しない武器の描き方
2019.10.11
ファンタジー作品の必須アイテムである武器や防具。ゲームやマンガなど様々なコンテンツに登場する重要アイテムです。
今回は失敗しない武器・防具の描き方シリーズ第四回。剣や盾、鎧に引き続き「足装備の描き方」をメイキング形式で紹介します。靴の描き方でもあるので一般的な日常作画にもお役立てください。
▼目次
足装備で特に気をつけるべきところは足先の形です。靴は特に決まった形があるため気をつけないと現実味がなく、不恰好になりやすいです。中に足があることを常に意識して描きましょう。
靴の形を覚えるのにトレースして練習するのもおすすめです。
まずは足を描きます。
足の形に沿っておおまかなブーツのアタリを作ります。脹脛(ふくらはぎ)まで厚みを持たせました。
ブーツのアタリにあわせてデザインを決めます。原型を崩さないように気をつけましょう。
ラフが描けたら線画を仕上げ、下塗りを行います。配色を決める際は「メインカラー:サブカラー:アクセントカラー = 70:25:5」で考えるとまとまりがあるバランス良い配色となります。
今回は少し派手目にしました。
金属部分を塗っていきます。光源は左上に設定しました。
濃い部分を焼き込みツールで絞めます。
暗い部分に若干赤めのトーンで色を足すことで、より立体的になります。
照り返し部分を作ります。今回は紫系を選択しました。
インナーの布を塗ります。布の塗り方については「鎧の描き方」参照してください。
ブーツの青い部分を塗ります。イメージとしてはインナーより硬く丈夫な生地です。少し荒れたエフェクトをかけました。
足先の革部分を描きます。多少靴底の色を足してなじませました。
靴底を塗ります。塗りで凹凸のディテールを加えてみました。
全体をまとめるために、スクリーンのレイヤー効果を使って紫を足しました。
足装備の描き方でした。特に形に気をつけて、質感の違いなども表現できるといいですね。様々な形の足装備に是非チャレンジしてみてください。
フリーのイラストレーター。主に広告系イラストとソーシャルゲームイラストを制作させていただいております。
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