知ってるだけで上手く描ける メイド服のコツ
2019.02.05
yaki*mayuさんの新シリーズ、「知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ」第5回。この講座ではいろんな服装を描く上で、「事前に知ってるだけで、作画力がアップする知識」を紹介していきます。
描き慣れない服装で悪戦苦闘されている方や、服装の作画をワンランクアップしたい方は、是非ご一読下さい。今回は、学生生活や、スポーツシーン、ダラけたキャラなどを描く上でよく描かれる「ジャージ」のコツをご紹介したいと思います。
今までの”知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ"シリーズ第2回「メイド服のコツ」や、「制服のコツ」の第3回「ブレザー編」、第4回「セーラー服編」もチェックしてみて下さいね。
▼目次ジャージのコツ
それでは、今回のテーマである「ジャージ」のコツを見ていきましょう。
ジャージは襟の形に特徴があります。
ジャージの生地の素材は柔らかいため、襟のラインはなだらかになります。Yシャツのように、襟の頂点を折り曲げないように気をつけましょう。
ジャージは生地の素材が柔らかいため、その柔らかさを意識してシワを描くようにしましょう。
服にできる大きなシワはスッと描き、生地が曲がるところにはたくさんシワを描くようにすることで、生地の柔らかさを表現できます。
ジャージで欠かせないのが、白線の模様です。
このような服の線の模様を描くとき、いきなり描くと太さがバラバラになりがちです。こんなときは、一度太いペンで下描きをし、その縁に沿うように線画を描くことで、簡単に線の模様を描くことが出来ます。
ジャージの裾や袖部分のゴム部分を描くときは、ゴム部分のラインの描き方がポイントです。
ただゴム部分のラインを描くのではなく、立体をイメージして縁を少し内側に折り曲げて描くことで、ゴム部分の分厚さが表現できて自然になります。この描き方は、セーターなどで服のラインを引くときにも同じなので、是非意識してみてください。
これらを利用して、ジャージのイラストの完成です!
服の柔らかさの表現や、特徴のあるパーツの描き方など、「知ってるだけ」「意識するだけ」でジャージらしさがアップするポイントを紹介させていただきました。
様々なジャージや着こなしがあるので、今回紹介した中で自分のイラストで活用できそうな内容がありましたら是非使ってみてください。
このシリーズでは、一度読むだけで、その服装を描くときに思い出して活用できるようなテクニックをどんどん紹介していきます。
次回も服装別の「作画ポイント」や「描くときのコツ」をご紹介しますので、是非見てください。
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。
晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメ構図集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。