構造と種類を押さえよう!窓の描き方

構造と種類を押さえよう!窓の描き方

窓は建物の背景イラストに欠かせない重要な存在です。窓の配置やデザインでもイラストの印象を変えることができます。

今回は背景イラストレーターの有馬憲吾さんによる『イラストクオリティアップのコツ【窓を理解してイラストにいかそう!】』の動画を元に、窓の構造や種類を解説します。是非背景イラストの参考にしてみてください。

 

▼目次
イラストによって窓を描き分ける
窓の構造
窓の高さを考える
窓の種類

 

イラストによって窓を描き分ける

四角形の真ん中に縦線を入れただけの簡単な窓はデフォルメ系のイメージが強く、描き込みが多い精密な窓はリアル系のイメージが強くなります。

 

そのため、キャラクターを入れる背景を描く場合にデフォルメ系とリアル系がバラバラだと違和感が出てしまいます。「デフォルメ系のキャラクターイラストを描く場合は窓もデフォルメ」にし、「リアル系のキャラクターイラストを描く場合は窓もリアル」にしてイラストに統一感を出しましょう。

窓の構造

窓の構造は2枚分のガラスとガラスを嵌める框(かまち)、それらを固定する窓枠で成り立っています。さらに窓を動かすレールや鍵を描き込むと、よりリアルな窓になります。

窓の高さを考える

室内窓は、床から2mの位置に窓の上辺を設置するのが一般的です。今回は高さ90cmの窓を取り付けたイラストを例にしています。

ここにキャラクターイラストを描く場合も、床からの高さを目安に配置できます。

窓の種類

窓の開き方は、横にスライドする「引き違い窓」や窓枠の左右端を軸にして外側に開く「観音開き窓」、ハンドルを回して複数の小窓を同時に開きながら角度を調整する「オーニング窓」、下側を軸に一定の角度内側に開く「内倒し窓」などがあります。

 

設置場所でも、座ったときに腕を置ける「肘掛け窓」や床に近い部分に設置した「地窓」、天井に近い部分に設置した「高窓」、ベランダや庭に出られる大きさの「掃き出し窓」などがあります。

 

窓を設置する目的に合わせて、開き方やデザインを工夫してみてください。

まとめ

今回は窓の描き方をご紹介しました。イラストのテイストに合わせて窓の描き込み具合を変えて統一感を出し、設置する場所に合わせた開き方で建物イラストのデザイン性を高めてみてください。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!

こちらの動画では、詳細な解説を聞くことができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。

 

記事元の作者:有馬憲吾

背景イラストレーターとしてYouTubeにてお絵描きに役立つ情報を発信しています。
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