動画解説付き!SNSで映える肌の塗り方講座(後編)

動画解説付き!SNSで映える肌の塗り方講座(後編)

今回はBL漫画家兼お絵かき系Vtuberの輪子湖わこ先生の肌の塗り方講座をお届け。一般的に使われる基本的な肌の塗り方と、SNS映えしやすい肌の塗り方をご紹介します。

 

後編の本記事では、SNS映えしやすい肌の塗り方についてご紹介します。記事の最後に掲載されている動画ではカラーパレットの説明もあるのでご視聴ください!

 

▽前編はこちら

 

▼目次
SNS映えしやすい肌の塗り方とは?
 メリット・デメリット
「SNSで映えるエモい肌の塗り方」メイキング
 1.光源の設定する
 2.下準備として髪にライティングする
 3.肌の血色を足す
 4.ハイライトを入れる
 5.影を塗る
 6.肌のライティングの境界線を塗り、際立たせる
 7.鼻を塗る
 8.目元と口元にメイクする
 9.強調したい部分にハイライトを加える
 10.顔周りの印象をもとに、肌の影色を描き足しする
 11.髪のハイライトを塗る

 

SNS映えしやすい肌の塗り方とは?

輪子湖わこ先生の動画解説では、「エモい塗り(順光以外)」と明記されていますが、本記事では「SNS映えしやすい肌の塗り方」としてご紹介します。逆光や半逆光、サイド光などキャラクターの正面以外から光を当てる塗り方です。

 

1枚絵やキービジュアル、スチル絵などキャラクターや世界観の雰囲気をよく見せることができます。

メリット・デメリット

基本的な肌の塗り方には以下のメリット、デメリットがあります。見栄えが良いのでSNSと相性が良いです。

メリット

・雰囲気や空気感が出しやすい
・とにかく見栄えが良い
・流行ってる

デメリット

・キャラクター本来の色味がわかりにくい
・背景の設定が必要(もしくは完全な白など)
・印刷が難しい

「SNSで映えるエモい肌の塗り方」メイキング

1.光源の設定する

▲出典元:HANDYアプリ内モデル 公式サイト:https://handyarttool.com/

 

光源を把握するところからはじめます。

光源の参考にオススメなのが、HANDYというデッサン用モデルツールです。HANDYで斜め後ろに光源がある設定します

2.下準備として髪にライティングする

肌を塗る前に、頭の立体が把握できるように髪にライトを与えます。

 

まずはキャラクター全体に乗算で1影を置きます。続いて「覆い焼き(発光)」か「加算(発光)」を使い、髪の光が当たる部分をエアブラシでふわっと色を乗せます。ここではオレンジ系の色を光として乗せました。

3.肌の血色を足す

肌に血色を与えます。エアブラシを使い、彩度が高い暖色で頬とまぶたに色をふわっと置きます。

4.ハイライトを入れる

HANDYの参考画像を見ながらハイライトを入れます。イラストの見栄えを重視して、鼻周りに髪の落ち影も入れました。

5.影を塗る

首に影を落とします。2影も入れることで立体感を出しています。

まぶたや髪の落ち影を加えて、立体感を出します。


髪の落ち影に2影を加えました。


6.肌のライティングの境界線を塗り、際立たせる

影のフチに彩度が高い色をおいて、リッチ感を出します。

7.鼻を塗る

可愛らしい印象を与えたいため、鼻の影を控えめにしました。エアブラシでふんわりと影をつける程度です。

8.目元と口元にメイクする

乗算レイヤーを作り、暖色の柔らかいブラシで下まぶたと口元にふわっと色味を乗せてメイクをします。

9.強調したい部分にハイライトを加える

口元やまぶたに、ハイライトを入れて強調します。逆光なので、あまり強い光は入れないようにしましょう。

10.顔周りの印象をもとに、肌の影色を描き足しする

まぶたに2影を足して、立体感を加えました。さらに、白目に明るさも加えて目の立体感を強調しています。

11.髪のハイライトを塗る

頭部の立体感が出るように髪にハイライトを加えました。

 

以上がSNS映えしやすい肌の塗り方でした。

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!

こちらの動画では、実際に描き込む過程と詳しい解説を聞くことができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。

記事元の作者:輪子湖わこさん

セルフ受肉の商業BL漫画家Vtuber。

BL漫画を連載しつつ、ソシャゲやノベルのイラストを中心に活動中。

X(旧Twitter) Vtuberアカウント:https://twitter.com/3Dwacoco

       漫画家アカウント:https://twitter.com/Wacc_W

YouTube:https://www.youtube.com/@WacocoWaco