丁寧な影のつけ方で印象が変わる!服の塗り方

丁寧な影のつけ方で印象が変わる!服の塗り方

前回はイラストレーター・ももいろねさんによる目の塗り方をご紹介しました。

今回は続きとなる、服の塗り方を解説します。

使用ツールはSAIです。ご紹介する服の塗り方は他のお絵描きアプリでも応用できますので、是非参考にしてみてください。
どの工程でも画面をアップにしたままにせず、一旦引いて確認しながら塗り進めるのがポイントです。

 

▼目次

布らしさの1影をつける
濃いめの2影を塗る
立体感を出す
細かいシワを入れる
落ち影を塗る
2回目の立体感を出す
一番濃い影を塗る
縫い合わせに白を入れる
色味の調整をする

 

布らしさの1影をつける

セーラー服の白い部分から塗り始めます。下地の色はほんの少し黄色や灰色系の色にしています。まず下地の上にクリッピングしたレイヤーを作り、水彩筆で大まかな1影を塗ります。

透明色に切り替え、影にならない部分を削りました。はっきりと塗りを残す部分とぼかしをかける部分のメリハリをつけ、シワの表現を出すのがポイントです。描いたり削ったりしながら形を整えています。

 

服の影やシワは、同じ衣装のポーズ写真などを確認しながら塗り進めると正確な塗りを表現できます。その場合は著作権フリーのものを選ぶように気をつけましょう。

濃いめの2影を塗る

その上にクリッピングしたレイヤーを作り、1影を補うように濃いめの2影を入れます。この影も描いたり削ったりしながら入れています。

立体感を出す

濃いめの2影の上にクリッピングしたレイヤーを作ります。エアブラシで立体感を出す色を乗せ、レイヤーモードを「オーバーレイ」に変更しました。

細かいシワを入れる

濃いめの2影と同じレイヤーやその上に追加したクリッピングレイヤーに細かいシワを描き込みます。ここでも写真資料などを確認しながら進めています。

落ち影を塗る

立体感を出したレイヤーの上にクリッピングした「乗算」レイヤーを作り、ネクタイや髪からの落ち影を描きます。物と物が近い部分は濃く、離れる部分はぼかして距離感を出すのがポイントです。

2回目の立体感を出す

さらに立体感を出します。濃いめの2影の上にクリッピングした「乗算」レイヤーを作り、エアブラシで水色系の色を乗せました。

一番濃い影を塗る

濃いめの2影と2回目の立体感の間にクリッピングしたレイヤーを作り、一番濃い影を全体を引き締めるイメージで少しだけ入れます。

縫い合わせに白線を入れる

落ち影を入れた上にクリッピングしたレイヤーを作り、服の縫い合わせに白線を入れてセーラー服らしさを出しました。

色味の調整をする

最後に色味の調整をします。大まかな1影と濃いめの2影のレイヤーを複製し、複製した下側のレイヤーをオレンジや黄色系の色にしました。それに合わせて影の色や不透明度も調節しています。

ネクタイと襟も同じ手順で塗り進めています。

スカートはプリーツの曲がり方と重なり方を修正して塗り進め、服の塗りの完成です。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!

こちらの動画では、実際に服を塗る工程を見ることが出来ます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。

記事元の作者:ももいろね

イラストレーター兼デザイナーとしてイラスト講座やメイキング動画、キャラクターデザインなど幅広く手がけ活動しています。

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