「モーリーオンライン×クリエイタープライズ化コンテスト」イオンファンタジーに熱意を聞いてみた!
2021.12.17
2021年12月、日本全国で「モーリーファンタジー」などのアミューズメント施設やインドアプレイグラウンドを運営する株式会社イオンファンタジーと「いちあっぷ」を運営するMUGENUPによる「モーリーオンライン×クリエイター プライズ化コンテスト」が開催されました。
多数のご応募をいただき、最優秀賞にはエンカ様が描かれた「ねこっぺ」が選出されました。その後、約半年の期間を経て、ついに商品化。アミューズメント施設「モーリーファンタジー」、「PALO」やオンラインクレーンゲーム「モーリーオンライン」(公式サイト:https://www.molly.online/)にて2022年8月4日より順次展開されています。
本記事は「ねこっぺ」のプライズ化を記念して、エンカ様と株式会社イオンファンタジーのキャラクタービジネスプロジェクトチーフ 西尾様 にインタビューを行い、プライズ化までの道のりや今後の展望についてお伺いしました。
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▽目次
株式会社イオンファンタジー 戦略本部 新規プロジェクトチーフ
千葉県出身。2017年4月、イオンファンタジーへ新卒社員として入社。上越地方のエリアマネジャーなどを経験し、2021年7月から現職。猫1匹と犬2匹(フレンチブルドッグ・ボストンテリア)を飼っている。
モーリーファンタジー:https://twitter.com/mollyfantasy_of
モーリーオンライン:https://twitter.com/MOLLYONLINE_of
フリーランス。イラストやWEBデザインの仕事を請け負うかたわら、各コンテストに応募。
Twitter:https://twitter.com/anka_za2a
▲ぬいぐるみ化された「ねこっぺ」
―― 前回の受賞記念インタビュー(2022年2月)から約半年後に発売となりました。おめでとうございます。率直にお伺いしますが、出来上がった感想としてはいかがでしょうか?
西尾:
ありがとうございます! 出来上がった感想としては、立体的になって「ねこっぺ」の魅力が増したかなと思っています。ぬいぐるみの開発にあたっては、エンカさんから「ねこっぺ」の表情などがわかる資料もいただき、立体になっても「ねこっぺ」の魅力が伝わるように制作しました。
―― 口や手、耳といったパーツも立体的になっており、こだわりを感じました。
西尾:
こだわったところが伝わっており、嬉しいです。最初は平面のプリント印刷で対応したのですが、「ねこっぺ」の魅力が引き出せず、各パーツにも立体感を持たせました。
―― エンカさんはいかがでしたか?
エンカ:
最初にサンプルの写真をいただいたのですが、大まかなシルエットは理想通りの仕上がりでした。コンセプトとして枕としても使えるように考えていたのでボリュームを気にしていたのですが、最初のサンプルの写真を見て「これこれ!」といった思いが湧き出てきましたね。
西尾:
コンセプトである「パン」と「枕」が活かせるように、しっかりとボリューム感を出させていただきました!
▲枕として使用できる「ねこっぺ」。オフィスワーカーのお昼寝のお供にも。
―― 2次元のイラストを3次元のぬいぐるみに落とし込むのは難しいかと思いますが、上手く活かせたチャームポイントはどこでしょうか?
西尾:
「360度どこから見ても可愛くみせる」ことをコンセプトにぬいぐるみにしたので、顔のバランスや手足、しっぽ、そして全体のボリューム感をチャームポイントにできたかと思います。
特に顔のバランスはエンカさんに提出する前に、社内チェックの段階でしっかりと監修させていただきました。
▲「ねこっぺ」の社内監修の一部。顔周り以外にもボリューム感や手足の位置などが細かく社内監修された。
―― 社内監修も丁寧になされていますね。
西尾:
はい!まずはイラストを元にぬいぐるみのサンプルを作成し、その後エンカさんと何度もやりとりを重ねながら、監修いただきました。
エンカ:
顔のバランスにはしっかりとこだわって、1ミリ単位で調整していただいたり、目や鼻の位置、黒目の大きさ、ひげの角度など監修させていただきました。
▲顔周りバランスを調整した「ねこっぺ」。(右)黒目のサイズを1mm大きく修正。
―― コンテストの受賞作品では一種類の「ねこっぺ」のみでしたが、その後は前回のインタビューをもとに複数のキャラクターを作ったんですね。
西尾:
はい。商品展開する上でバリエーションが必要でしたので、追加で2種類のデザインをエンカさんにお願いしました。
エンカ:
色違いのバリエーションを出すお話をいただいた際に、実際の猫の可愛らしさを表現したいと思っていたので、実際の猫の種類を踏まえて、白猫と黒猫にしました。
特に表情はいろんなバリエーションを考えていたのですが、ムッとした表情はフォロワーさんからも評判が良かったので提案しています。また、猫には寝ていてほしいなという思いもあったので、スヤっとした表情の猫も提案して、採用されました。
▲新たに追加された「ねこっぺ」
―― 「ねこっぺ」は全国の「モーリーファンタジー」、「PALO」、そして「モーリーオンライン」限定で展開なので、最寄りのお店だけでなく、オンラインでもチャレンジできるのでいいですね!
西尾:
はい!ぜひ、最寄りのモーリーファンタジーやPALOにお越しいただければと思います。近くに店舗がなくても、モーリーオンラインでチャレンジできますのでよろしくお願いいたします。
モーリーファンタジーやPALOのプライズゲーム機で遊ぶときは、ゲットのコツや好きな表情への景品替えなど、お店のスタッフがサポートいたしますのでお気軽にお声がけください。
▽取り扱い店舗はこちら
▲モーリーファンタジー・PALO・モーリーオンラインで展開されている「ねこっぺ」
―― 今後のイオンファンタジー様とエンカさんの展望を教えてください。
西尾:
プライズ化コンテストのきっかけは「たくさんのクリエイターと一緒にプライズを作ろう!」というものでした。今では、プロジェクトがさらに大きく広がってきていて、今夏にはオリジナルキャラクターが集まるプラットフォーム「キャラis」の立ち上げを企画しています。
▲サービス準備中のキャラクター投稿サイト「キャラis」(表記は2022年8月4日時点のもの)
https://www.fantasy.co.jp/charaise/
また、今後も「いちあっぷ」さんと連携してプライズ化コンテストもできればなと。広くひろく募集して、大勢のクリエイターさんに参加いただき、キャラクター好きな方々へお届けしたいと思っています。
―― 素敵なプロジェクトですね。クリエイター個人でもグッズが作れる時代ですが、アミューズメント施設やオンラインクレーンゲームでの展開は個人ではできない領域ですしね!イオンファンタジーさんならではのサービスだと思います。エンカさんの今後の展望はいかがでしょうか?
エンカ:
バリエーションの話に戻りますが、いくつかお蔵入りになったデザイン案があるんですよね。それをそのままにしておくのがもったいないと思い、LINEスタンプを作成中です(笑)
▲「ねこっぺ」と「こっぺパン」
―― 今後の展開も楽しみですね! 最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。
西尾:
プライズ化コンテストにご参加いただいた皆様、たくさんのご応募いただきありがとうございます!今回は「ねこっぺ」がプライズ化されましたが、今後も弊社では「キャラis」のサービス展開をはじめ、積極的にクリエイターのみなさまのキャラクターのプライズ化ができるように努めて参ります。
また、本コンテスト並びにプロジェクトを応援いただいたみなさまにも感謝いたします。これからの活動もぜひご期待ください!
エンカ:
描いたキャラクターイラストがぬいぐるみ化……。当初は「モーリーオンライン」での展開でしたが、話も大きくなり全国の「モーリーファンタジー」並びに「PALO」にも展開ということで、すごく嬉しく思っています。
今回の企画はクリエイターさんにとって、夢のあるとても素敵な企画でした。イオンファンタジーさんがはじめる「キャラis」もすごく楽しみにしています。
※在庫は無くなり次第終了
※在庫状況はお近くの店舗にお問い合わせください
取材・文 いちあっぷ編集部