シンプルなのにキャラ感が出る秘密って? デフォルメキャラクターを描く3つのコツ

シンプルなのにキャラ感が出る秘密って? デフォルメキャラクターを描く3つのコツ

幅広い層に人気のデフォルメキャラ

シンプルで可愛らしいデフォルメキャラクターは、幅広い世代に支持されておりねんどろいど、ラバーストラップをはじめ、様々なグッズに使われています。


今回は、デフォルメキャラクターの描き方をご紹介します。デザフェスやコミケなど、大型イベントでの商品制作にも使えるテクニックです!

 

 

1.キャラの特徴に優先度を付ける

今回はこちらのイラストを元にデフォルメキャラクターを制作します。

 

要素の整理

まずは元のキャラクターの構成要素を整理しましょう。

  • 配色:メインカラーは赤、差し色は黄と黒
  • 髪型:お団子、顔の右サイドの毛が長め
  • 顔:釣り目
  • 衣装:チャイナ風
  • アイテム:扇子、ハイヒール

といった特徴的な要素が挙げられます。

優先順位を付ける

このキャラらしさが出る特徴は何かを考え、デフォルメしたキャラに使う要素に優先順位を付けます。


今回は、メインカラー>髪型>顔つき>衣装>アイテムという順番で、重要度の低い物から省略します。

このイラストの場合、「赤」「おだんご」という特徴だけでもキャラの特有性をある程度表現することがわかりますね。

2.頭身を決める

次に、頭身を決めます。


イラストのテイストにもよりますが頭:胴体:足の比率は

3頭身:1:1:1

2頭身:1:0.5:0.5

など、キャラクターが自然に見える黄金比があります。

自分が可愛いと思うデフォルメキャラの比率を参考にしてみましょう。


▼参考:5頭身が向いているのはどんなキャラ? 頭身とキャラクターの相性の秘密

https://station.mugenup.com/dojo/2015/002

2頭身は難度が高め

2頭身キャラクターはバランスが難しい為、なんとなくのイメージで描くと、身体の比率が大きくなりがちです。


グリッド線(補助線)などを使って客観的にチェックしてみましょう。

テイスト分析表

デフォルメの形態は様々です。2頭身の場合、身体の表現の違いでこれだけのバリエーションの幅を持たせることができます。

 

グッズに向く頭身

手足を大きくした末広がり型は、手足に太さがあるためフィギュアなど立体物として商品化した時に壊れにくいというメリットがあります。何かグッズを作る際に参考にしてみると良いでしょう。

3.強調と誇張してキャラ化

頭身にキャラの特徴を組み込みます。頭身を小さくした素体に元の特徴を当てはめると、頭身に対してモチーフの大きさや量が多すぎて見づらくなります。目立たせたい部分を誇張してデフォルメを加えます。

頭身にあったポーズを

装飾品を大きくしてポーズがわかりにくくなった場合は、ポーズを大胆に変えるのも有効です。手足が短くなった分、ポージングを付けづらくなるので

  • 大きな動きをつける
  • 手足の関節を見せる

などの方法を取り入れましょう。

 

いかがでしたでしょうか。可愛らしいデフォルメキャラクターを是非作ってみてくださいね。