初心者の「なぜか上手く描けない」を解決!髪の描き方 テクニック編
2017.11.10
今回は初心者が陥りがちな描き方を原因から突き止めて、解決を目指す講座。教えてくれるのはイラストレーターとして活躍しているyaki*mayuさんです。
テーマは頭の描き方。キャラクターイラストを描くには、必須となる部分です。そんな、必ず描けるようになりたい、頭の描き方を攻略しましょう。
初心者にありがちな失敗例を元に、「上手に描くには?」に迫ったテクニックをご紹介します。
▼目次
いろいろなイラスト講座で「頭のアタリを描いて――」「頭のラインに沿って――」と書かれていますよね。
私の講座でも書かれていましたが、本当に描き始めたばかりの方だと、この「頭のアタリ」が上手く描けないのではないでしょうか。
例えば、こんな感じのイラストです。一体何がいけないのでしょう?
今回はそんな「なぜか上手く描けない!」の「なぜか」をハッキリさせて、解決する方法をご紹介します。
この「なぜか上手く描けない!」イラストは、なぜ上手くない印象なのでしょうか。
まず、頭の形が四角いです。頭は丸くないと、上手く見えない印象を与えます。
もうひとつの「なぜか上手く描けない!」イラストを見てみましょう。
頭は丸いですが、初心者によくある間違いを含んでいます。
それは「頭の位置」です。
「少し横を向いている」または「横を向いている」顔の場合、後頭部が見えるはずですが、後頭部が描かれていないため上手く見えない印象につながります。
アタリの時点で「後頭部が描かれていること」が大切です。
「頭が丸くない」のと「頭の位置が違う」場合に、上手く見えない印象を与えることがわかりました。では、どうしたら解決できるでしょう?
簡単なのは「顎を描いてから丸を乗っける」方法です。
まず、顎を描きます。
次に、後頭部の位置を決めるために、後ろのラインを追記します。
このときの位置がとても重要です。
の位置に、後ろのラインを描きましょう。
次に、丸を乗っけます。
顎に丸を乗っけるイメージで描きましょう。
清書をすれば、完成です!
この「頭のアタリ」をベースに髪を描きましょう。
髪の描き方は、こちらの記事で紹介しています。
以上で、今回の記事はおしまいです!
初心者の方で、頭の形が歪になってしまっている方をよく見かけます。特に、「丸でアタリを描いていても、頭の位置が違う」初心者さんが多いので、すごくもったいないと感じています。
顎から描くと「後頭部の位置」を考えながら描くことができるので、是非この方法で練習してみてください。
「なぜか上手く描けない!」の「なぜか」は
「解決方法」は
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラスト中心で主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメポーズ集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。