やわらかさと骨盤の大きさが決め手!デフォルメキャラクターのポージング、5つのコツ
2018.06.05
今回は4頭身くらいの、特に末端を強調したデフォルメについて解説します!
グッズなどで多く見られるデフォルメは2~2.5頭身ですが、動きの多いアニメやゲームだと、4頭身のデフォルメが途端に多くなります。
2頭身や2.5頭身では表現が難しかったアクションシーンも4頭身なら動かしやすく、手足の長さなど、スタイルのバランスも自分好みにいじ
なお、現実の幼児も大体4頭身程度なのでぜひ参考にして下さい。
前回、前々回のデフォルメ講座もぜひご一読いただければ幸いです。
▼目次
1. エッジを強調する
2. 末端は大きく
3. パーツの形は個性的に
4. ポージングと重心
5. 太い線で誇張する
6. まとめ
2頭身のデフォルメはやわらかそうな曲線で構成されていましたが、4頭身の身体は腕や足が長くなるので、その分直線が増えます。
関節などの角ばる部分を意識し、強調しましょう。身体のラインも直線的にすると、よりデフォルメチックな印象になります。
身体の凹凸も強調したい部分はより大きく、そうでない部分は思い切って省く、という考え方をするといいかもしれません。
手のひら・足先(靴)などの末端は大きく表現し、簡略化しましょう。逆に腕や太ももは細くすると、末端の大きさが際立ちます。
キャラクターの体格や全体のバランスを踏まえてパーツの大きさを操作しましょう。
指の形は四角を意識すると描きやすいです。また、現実ではまずありえないような個性的なデザインが、逆に魅力を生みます。
好みのデフォルメイラストを参考にして、アプローチの仕方を増やしていきましょう。
体を大きく反らしたようなポーズは動きが出るので、こういったデフォルメとの相性も良いです。
やりすぎると見る人に不安を与えてしまうため、ある程度重心を意識すると良いでしょう。
太い線や、強弱が大きく付いた線が映えます。色トレスを効果的に使って仕上げましょう。
同じデフォルメでも、2~2.5頭身と4頭身では描き方や特徴がかなり異なります。
「自分の描きたいデフォルメは何頭身なのか?」「どんなテイストなのか?」をよく研究するところから始めてみましょう。目指せ、デフォルメマスター!
フリーランスのイラストレーター。ソーシャルゲームの絵などを描きながらこちらで記事を書かせていただいてます。
CGデザイナーの経験あり。何かありましたらこちらにお願いします
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