基礎編!超簡単5ステップでできる厚塗り講座

基礎編!超簡単5ステップでできる厚塗り講座

今回は一次創作の自主製作アニメも手掛けるイラストレーターの星りんご先生の動画、『【厚塗り講座#1】基礎編!超簡単5ステップでできる厚塗り方法を紹介します【クリスタ】』を元に、厚塗りの方法を解説します。

 

「厚塗りのやり方が分からない」「厚塗りがぼやけた印象になってしまう」というような悩みのある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

▼目次

線を描く

下塗りをする

明暗を描く

なじませる

 仕上げる
 

 線を描く

今回使用するソフトはCLIP STUDIO PAINT(以下、クリスタ)です。使用するペンはデッサン鉛筆、不透明水彩、油彩です。

りんごの輪郭を描き出します。線画用レイヤーを追加し、ペンは「デッサン鉛筆」を、色は茶色を選択します。

 

黒を使うと絵が濁りやすく難易度が高いので、初心者の方にはおすすめできません。

 下塗りをする

次に、描き出した輪郭の内側に色を塗ります。線画用レイヤーの下に下塗り用レイヤーを追加し、色は赤を選択します。

 

「他レイヤーを参照」にした塗りつぶしツールで全体を塗り、塗り残しは「囲って塗る」で塗ると良いでしょう。

赤色を塗り終えたら、今度はリンゴの下側に黄色を足します。ペンは「油彩」を、色は黄色を選択し、ギザギザを描くように塗っていきます。

油彩ペンを使うことで、ベースの赤と黄が混ざり合うため、程よいタッチになります。これで下塗りは完成です。

明暗を描く

影や光(明暗)を描いていきます。まずは影を描きます。

 

線画用レイヤーの下に影用レイヤーを追加し、レイヤーモードを「乗算」に設定します。ペンは「油彩」のまま、色は赤に近いグレーを選択し、右下から弧を描くように塗っていきます。

 

輪郭からはみ出ても問題ないので、ざっくりと塗りましょう。

なお、この絵の場合、左上に光源が設定されています。光源の反対側に影ができる、と覚えておけば問題ありません。

影が描けたら、影用レイヤーを下塗り用レイヤーにクリッピングします。これで、リンゴの輪郭からはみ出した部分を非表示にすることができます。

光を描きます。光用レイヤーを追加し、ペンは「油彩」のまま、色はりんごより薄い赤に設定します。

 

大きめのブラシサイズで、影とは反対の、光源がある側に描き入れましょう。

照り返しを描きます。消しゴムの「柔らかめ」を使い、影レイヤーの右下の輪郭を少し消してください。

 

これでベースは完成です。ここから重ねたり、混ぜたりして、厚塗りにしていきます。

 なじませる

ここからは、くっきりしている境界線をなじませる工程です。工程に入る前に、まずは今まで作成したレイヤー4枚を全て結合してください。

油彩ブラシを使って境界線をなぞり、徐々になじませていきます。スポイトを使い、何度も周辺の色を取りながらなぞっていきましょう。

 

ショートカットにスポイトを設定しておくと便利です。

例えば、赤と青をなじませる場合、まずは青をさっとなじませてから、できた紫をスポイトで取ります。

その後、取った紫でさらに境界線をなじませて、できた色をスポイトで取ります。

この「色を取ってなじませる」を繰り返すと、上手に境界線をなじませることができます。

油彩ペンは色ムラができやすい難点がありますが、今回はそのムラが厚塗りらしい深みになります。

 

次の段階で水彩を使って更にふんわりとなじませるので、この段階のムラはそこまで気にする必要はありません。

全体をおおまかになじませることができたら、ペンを「不透明水彩」にして、更にふんわりとなじませていきます。

 

あわせて、細かいところは「デッサン鉛筆」を使い、シャープになるように描き足していきましょう。これで明暗は完成です。

仕上げる

結合させたレイヤーの上にハイライト用レイヤーを追加して、レイヤーモードを「加算(発光)」に設定します。

 

ペンは不透明水彩を選択し、白でつやっとした光を描き込んでいきます。りんごの丸みや光源の位置に気をつけながら、照り返しなども描き込んでいきましょう。

 

場所に合わせて、スポイトで取った色を混ぜながら塗っていくと効果的です。

あわせて、りんごの形を整えたり、へたの付け根に黄色を足したりと、細かい場所の修正もします。

エアブラシの「柔らか」を選択し、ふんわりとした光を追加します。

 

はみ出しが気になる場合は、レイヤーをクリッピングしておくと良いでしょう。

立体感が増す加工をします。ハイライト用レイヤーの上に新規のレイヤーを追加して、レイヤーモードを「オーバーレイ」に設定します。

 

エアブラシの「柔らか」を使い、光が当たっている左上に黄色をふわっとのせます。

 

右下の影の部分には、薄い青色を同じようにふわっとのせて、明暗の差を出しましょう。

不透明度を下げて色味を調整すれば、これで厚塗りは完成です。

余力がある方は、落ち影も描き込んでおくと良いでしょう。

まとめ

今回は基礎的な厚塗りの方法について解説しました。

簡単な方法から厚塗りを始めたい方は、ぜひこの解説を参考に描いてみてください。

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!


こちらの動画では、実際の厚塗り過程を確認することができます。より理解を深めたい方は、ぜひ動画もご覧ください。

 

記事元の作者:星りんご

イラスト・アニメーション・映像などを制作するイラストレーター。
ポートフォリオサイト:https://hoshiringo.com/
Youtube:https://www.youtube.com/@hoshiringo
X(旧Twitter):https://x.com/_Hoshi_Ringo_
Instagram:https://www.instagram.com/_hoshi_ringo_/
Bluesky:https://bsky.app/profile/h0shiring0.bsky.social
TikTok:https://www.tiktok.com/@_hoshi_ringo_
Pixiv:https://www.pixiv.net/users/17651340