SNSで自分の描いた作品を大勢の人に見てほしいと思いませんか?
大勢の人の目を止めるには、一瞬で良さが伝わる見栄えが必要です。特に全身イラストでは、いかにして魅せるポイント=「映えるポイント」を描けるかが「映える作画」の鍵となるのではないでしょうか。
映える全身イラストを描く表現のひとつとして「服のシワ」があります。服のシワを適切に描くことでキャラクターの動きがより伝わり、見る人の目に留まりやすくなります。
今回は、技法書レーベル「いちあっぷブックス」から、新発売の『いちあっぷセレクション 映え作画【合本版】』より、「これで完璧!もう迷わない!シワの描き方(前編)」をご紹介します。
前編ではシワの構造と種類、服の種類や素材別の特徴などを解説し、後編では動きやポーズに合わせたシワの描き方のポイントを解説します。
洋服のシワにはさまざまな種類があります。シワの特徴を理解・意識して描写することで、説得力のあるイラストを描くことができます。
▼目次
服のシワは引っ張られる、折れ曲がる、垂れ下がるといった布のゆがみによってできるものです。
土台となる体の形をしっかりと取り、どの部分にどんなシワができるかを考えてみましょう。
シワの構造と種類
引っ張りジワのポイント

力を加える方向に向かって放射状にできるシワです。強く引っ張るほど、直線的ではっきりとしたシワができます。
垂れ下がるシワのポイント

放射状にできるシワです。周りに広がるように重力に従って緩めのシワができます。
たるみジワのポイント

引っ張られている布の上部に対して、下部はたまりシワができます。重なり合うシワは少しだぶつきます。
折れ曲がるシワのポイント

寄せられた箇所に向かって、細かなシワができます。立体的なシワは曲線を描きましょう。
不規則なシワのポイント

布がくしやっと動かされると小さなシワが不規則にできます。
シワを描く際の3つの要素
基本的な衣類やシワの性質を理解しましょう。この3項目をインプットしておくことで、描きたい衣類にできるシワをおおまかに把握することができます。
土台になる体とシワの基本法則

上記のイラストを元にそれぞれのシワについて解説します。
☆引っ張られるシワ
屑・胸・ひじ、腕を突き出している方向など張っている部分へ向かってできるシワです。
◇折れ曲がるシワ
このイラストの湯合、腰が少しあがりウエスト部分が曲げられているために、このシワができます。腕や足などの関節部分にも、布が寄るためにこのシワができます。
◎垂れ下がるシワ
重力によって布が垂れ下がる時にできるシワです。イラストの均合、腰の張っている部分から体の丸みに沿い、シワが下方向に向かってできて
います。
布の素材別のシワ
薄い素材のシワ

薄い素材はシワの幅が細かく、シワの数が多いです。
厚い素材のシワ

反対に厚い素材はシワの幅が厚く、シワの数は少ないです。布が厚いため、折り目や角も全体的に丸くなります。
固い素材のシワ

固い素材のシワの形は直線的です。
柔らかい素材のシワ

反対に柔らかい素材の場合はシワの形は曲線的になります。
洋服の仕立て方によるシワの違い
Tシャツのシワの描き方

腕を下ろした時、門の方向に引っ張られるシワができやすいです。
スーツのシワの描き方

スーツなどはもともと袖が下がった状態で仕立てられているため、肩へ引っ張られるシワがあまり目立ちません。
インナーのシワの描き方

身体のラインに沿う薄い素材の服では、重力に従う縦向きのシワはあまりできません。

身体に布が引っ張られてできる横向きのシワや、布が寄せられてできるシワができます。
トレーナーのシワの描き方

身体のラインに沿わない厚い素材の服では、重力に従う縦方向のシワができます。

布が厚いほど細かなシワは少なくなり、シワ同土の間隔も広くなります。
シャツ・ブラウスのシワの描き方

シャツやブラウスのような薄くてハリのある素材の服では、やや角のある形状のシワができます。また、布が強く引かれると、大きく鋭いシワができます。
ドルマンスリーブのシワの描き方

袖付けが広いため、腋の細かいシワがなくなります。腕の動きによって裾が上がりやすく、大きなシワができます。
前編ではシワの構造と種類、素材や服の種類別の特徴などを解説しました。後編では動きやポーズに合わせたシワの描き方のポイントを解説します。
続きをお楽しみに!
まとめ
- シワのパターンを覚えて描こう
- 衣類のかたちや材質によってシワの特徴が異なる
- シワの線の太さによってイラストの印象が変わる
続きは、『いちあっぷセレクション 映え作画【合本版】』(著・いちあっぷ編集部)にてお読みください。
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