5万円液タブPCはプロアニメーターにも”使える”か!? ――松浦麻衣さん『raytrektab』使用インタビュー

5万円液タブPCはプロアニメーターにも”使える”か!? ――松浦麻衣さん『raytrektab』使用インタビュー

5万円以下で、お絵描きがすぐに始められるクリエイター向け8インチ液晶タブレットPC『raytrektab』

 

これまでいちあっぷでは、イラストレーターさんやツール開発者の方に使用インタビューを行うなど、そのクリエイターにとってのポテンシャルを様々な面から探ってきました。

 

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今回は、劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』、『KING OF PRISM -PRIDE theHERO-』でキャラクター原案&デザイン、『食戟のソーマ』で総作画監督などを務めた、アニメーター・キャラクターデザイナーの松浦麻衣さんにraytrektabを使ってイラストを描いていただきました。

 

液晶タブレットとしての使用感やプロの業務で使ってみた感触を伺います。

 

液晶タブレットとしては破格の価格と小ささであるraytrektabがプロのクリエイティブに対応できるのか? アニメーターはこのマシンをどう活かすのか? について迫ります。

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

▼目次

1.使ってみた感想は「小さくて軽くて、手軽!」 

2.アニメーターにとっての魅力とは? 

3.アニメの現場でもraytrektabはこれだけ使える! 

4.Windows PCとして使える意外なメリット

5.デジタル移行したいすべての人に! 

 

本記事は株式会社サードウェーブのPRにてお送りいたします。

 

raytrektabの詳細はこちら

 

使ってみた感想は「小さくて軽くて、手軽!」

―― 早速ですが、raytrektabで絵を描いてみていかがでしたか?

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まずは軽いところが一番いいですね! 普段の作業では16インチの液晶タブレットを使っているのですが、raytrektabは約400gと、断然軽いので、持ち運ぶ際にありがたいです。

――手に持って使われましたか? それともデスクに置いて描かれました?

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デスクの上で描く場合は、画面と机の段差が気になってしまうので、体育座りして膝の上に乗せて描いたりしました。

今回描いたくらいの絵であればその姿勢のままで描けちゃいます。

漫画家さんやイラストレーターさんなら、ラフなどの作成であれば姿勢を選ばずに描ける点が非常に良いです。

raytrektab

 

――8インチサイズは液タブとしてはかなり小さい方ですが、画面の小ささは気になりませんでしたか?

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私の場合、仕事上ではA4サイズで小さな絵を描くことも多いですし、趣味としてもお絵描き掲示板やニンテンドーDSの『うごくメモ帳』なんかでもお絵描きをしていたので、このサイズで小さいとは感じませんでした。

――『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の監督、入江泰浩さんも『うごくメモ帳』やraytrektabを使って、アニメ制作の合間の時間に趣味でアニメを描いていると聞きました。

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あっ、私もです。そういう方って結構いらっしゃると思いますよ。

――アニメ制作(業務)の合間にアニメ制作(趣味)って、いつ休んでるんですか……休んでください……

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絵やアニメに関してはあんまりオンオフないですね(笑) 。

あともうひとつ、ペンがバッテリー式ではないのも気軽でいいです。ふと描きたくなったときに充電切れで描けない、ということがないので。

一条シン 

△raytrektabで描かれた『KING OF PRISM』のキャラクター、一条シンくん。冬らしくて動きのある雰囲気に。

アニメーターにとっての魅力とは?

――今回、同僚のアニメーターの方にもraytrektabをご紹介いただいたと聞きましたが、どんな反応でしたか?

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付属してあるペンが特に好評でした。

アニメーターさんは、完全デジタルの方以外ほぼ全員鉛筆を使われているので、鉛筆と同じくらいの重さ・太さのこのペンが馴染みやすかったようです。
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フリーのデジタルアニメーターさんなどでも、「普段のタブレットペンだと太い!」ということで、改造したり誰かが自作したものを探したりされている方がいらっしゃいました。

このraytrektabのペンならそういう方にもすごくいいんじゃないかなと思います。

raytrektab

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あと、この本体の小ささも評価が高かったです。

というのも、アニメーターは大量の設定資料を広げて確認しながらの作業が多いため、デスク上のスペースをどう使うか? は結構大きな問題なんです。

特に紙とデジタル両方使われる方だと、あまり大きな液タブはデスクに置けないんですよね。
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先日、ドスパラの公式TwitterアカウントさんがRTでプレゼントキャンペーンをされていましたが、アニメーターの方がリツイートされてて「あ、欲しいんだな」と思いました(笑)。

 

ドスパラの公式ツイッターアカウント(※同キャンペーンは終了済み)。

 

アニメの現場でもraytrektabはこれだけ使える!

―― raytrektabはお絵描き初心者に向けて作られたエントリーモデルですが、アニメのプロの現場でも使えたりするのでしょうか?

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キャラクターや小物など、各種設定画の作業はこれでできますね。

実際、今の仕事のキャラクターデザインはraytrektabで描いています。私に限らず、デジタルがOKな方にとっては実際の現場でも便利じゃないかなと。
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ただ、大きな絵だと反応が遅かったり、線を描くスピードが速いと反映されなかったりということはありましたけど……

――アニメーターの方は、特に線を引くのがすごく早いですもんね。

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そうですね、けどそれはどの液タブでも大なり小なり同じことが起きるので、raytrektab特有の問題というよりは、ソフトや液タブという機械そのものの問題かもしれませんね。
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設定画の作業であれば、画面横のフチが小さいため手を置きにくいこと以外は業務環境と変わりなく使えました。

ワコムさんの液タブでCLIP STUDIO PAINTを使ったときと使用感はほぼ一緒です。

raytrektab

もしも私が、星月あかりだったら。

△松浦さんが挿絵を担当したノベル『 もしも私が【星月ヒカリ】だったら。』(小学館ジュニア文庫、著:村上桃子)より、星月ヒカリ! 星型スタンプブラシなども付属されているCLIP STUDIO PAINTで描けます。

 

raytrektabの詳細はこちら

 

Windows PCとして使える意外なメリット

――設定画の作成以外にも、使えそうなシーンはありましたか?

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まだ試していませんが、会議やラッシュチェック(※映像のカット単位のクオリティチェック)の際のリテイクにも使ってみたいです。

仕上げさんや動画さんとの連携に使えないか、現場で相談してみようと思っています。

難点があるとすれば、手元で見せるにはいいのですが、大きく見られないというところでしょうか。

―― ちなみに、同梱のHDMIケーブルでTVやモニタにつなげることも可能です。

松浦麻衣オリジナルイラスト

△オリジナルの女の子。松浦さんご自身のテイストで描いていただきました。

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あと、設定画など、大きめのファイルが送られてきたときに、データを確認するのにも役立ちました。

設定資料の圧縮ファイルがファイル転送サービスで送られてくるのですが、iPhoneやiPadだと専用アプリを使う必要があったりと、ZIPファイルを開くのが手間で……。

また、ファイル確認のためだけにデスクトップPCを起動するのも時間がかかるので、ささっと確認したいときに便利でした。

圧縮・解凍ソフトの他にも、業務で使うほとんどのソフトがWindowsに対応しているので、raytrektabがWindows PCであることはだいぶ恩恵がありました。

――なるほど、それは現実的なメリットですね! ところでクリエイターの方はMacやiPadでお絵描きしているイメージがあるのですが、アニメ業界ではWindows派の人が多いんでしょうか? 

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プライベートのお絵描きではiPadを使う方をよく見かけます! けど、作画だけでなく仕上げの方々や制作進行さんもWindowsを使っていたり、今のところは業界的にWindows寄りと言っていいと思います。

もちろん現場や役割に寄りけりですので、Mac主流の現場もあると思います。絵コンテを描く方はiPadの方が多いかもしれません。

raytrektab 

大和アレクサンダー

 △『KING OF PRISM』より、大和アレクサンダー。貴族的・軍服的なテイストの服装を新規に起こしていただきました。

デジタル移行したいすべての人に

――松浦さん的に、raytrektabはこんな人にオススメ、というのはありますか?

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アニメ業界でアナログからデジタルへの移行を検討されている方も多いと思うのですが、昔は液晶タブレット1台で25万円くらいしていたので、その印象のせいか、なかなか移行できないで悩んでいる方も多いと思います。

その点、raytrektabは5万円という値段で導入しやすく、実際一部の業務にも使えるので、デジタル移行へのチャレンジとしてオススメできると思います。
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あと、これはプロだけでないのですが、特に女性にはオススメです! プロアマ問わず、女性は値段には厳しいですからね。

液晶タブレットとペンとソフトとで合計10万円を超えるようだと二の足を踏んでしまうと思いますが、その点raytrektabは全部入りでスマホよりも安いですから、小ささ・手軽さの面だけでなく、価格の面でもオススメです。

 

raytrektab

 

――ありがとうございます。それでは最後に、今回は記事企画としてraytrektabを使っていただきましたが、今後もraytrektabを使われますか?

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はい。業務でラフ画を描いたり、プライベートのお絵描きにも使うと思います。

――松浦さん、ありがとうございました!

 

(著:いしじまえいわ)

 

raytrektab

raytrektabには『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』モデル(2種)もあります。下記サイトにて販売中です。

 
『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』ERモデル

 

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』OVTモデル

 

『raytrektab』の詳細を知りたい方は以下のボタンからどうぞ!

Wacom feel IT technologiesを搭載した筆圧感知ペン付き8インチタブレット。

4096階調の精細な筆圧感知とレスポンスの良さは、まるで本物の紙に描いているようななめらかな描き心地を感じさせてくれます。

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raytrektab

 

タイアップにご協力いただいた『劇場版KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』Blu-ray・DVDも1月より発売中。王位戴冠記念BOXのジャケットは松浦さん描き下ろしです!  

©T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムPH製作委員会

 

劇場版KING OF PRISM -PRIDE the HERO-速水ヒロ プリズムキング王位戴冠記念BOX *Blu-ray Disc