基礎力UP!立体感を表現する際に必要な2種類の光を覚えよう
2015.01.02
透明なものを描くのって難しいですよね。しかし世の中には透明だったり、半透明だったりと、特殊な質感のものが溢れています。
そこで今回のテーマは「透明なものの描き方」。アニメ塗りテイストのメイキング形式でご紹介します。初心者でも実践しやすいように手数を少なくしたシンプルな内容でお送りします。少しでも描けるものが増えるのは武器になりますよ!
▼目次
まずは素足を描きます。透明感を持たせるコツは、透けた先が見えることなので肌のベースを作りました。さらに、この段階で足の影を落としておきます。
ストッキングを描いていきます。まずはベースの肌色レイヤーの上に、乗算で茶色のストッキングレイヤーを乗せます。
[乗算] 茶色ストッキングレイヤー(NEW)
[通常] ベース肌色レイヤー
続いて、肌が透けている感を出すために、ストッキングレイヤーの上に肌色を乗せて馴染ませます。
[通常] 透けてる感を出す肌色レイヤー(NEW)
[乗算] 茶色ストッキングレイヤー
[通常] ベース肌色レイヤー
立体感を出すために、エアブラシを使って反射光を描きます。足は筒の形状と似ているので、筒を意識して描くのがオススメです。
初心者の方は直接光のみ描きがちなので、反射光の存在も忘れずにしましょう。基本的な立体表現を学びたい方はこちらを参照に。
[通常] 反射光レイヤー(NEW)
[通常] 透けてる感を出す肌色レイヤー
[乗算] 茶色ストッキングレイヤー
[通常] ベース肌色レイヤー
最後に一番光が当たっている太ももの中心部分にもう一度肌色を乗せて、スカートの落ち影と肌が透けている感を強くしました。明るい箇所と暗い箇所のコントラストを高くしてメリハリを付けると透明らしさが出てきます。
[通常] 仕上げの肌色レイヤー(NEW)
[通常] 反射光レイヤー
[通常] 透けてる感を出す肌色レイヤー
[乗算] 茶色ストッキングレイヤー
[通常] ベース肌色レイヤー
肌が透ける布を表現するには、その布を身に着けている人物の肌色を乗せると、透け具合を描写できます。ストッキングの描き方を覚えるとベールなど透ける布の描写に応用が利くのでオススメです。
Twitter|@mariko_0913
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専修大学、人文・ジャーナリズム学科卒。嬉しいことに、線画と色を良く褒められる。人当たりの良さそうな人物を描くのがウリ。ほぼ通常レイヤーのみで絵を描いている。好きなゲームは、スプラトゥーン・逆転裁判・ポケモン・カービィ・ゼルダの伝説など。好きなアニメはつり球。