知ってるだけで上手く描ける!制服のコツ ~ブレザー編~
2019.03.13
yaki*mayuさんの新シリーズ、「知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ」第6回。この講座ではいろんな服装を描く上で、「事前に知ってるだけで、作画力がアップする知識」を紹介していきます。
描き慣れない服装で悪戦苦闘されている方や、服装の作画をワンランクアップしたい方は、是非ご一読下さい。
今回は、梅雨や夏によく描かれる「雨の日の服」のコツをご紹介したいと思います。
今までの”知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ"シリーズ「制服のコツ」の第3回「ブレザー編」第4回「セーラー服編」、第5回「ジャージのコツ」もチェックしてみて下さい。
▼目次
雨の日の服のコツ
レインコートの描き方
傘の描き方のコツは"球体"から描くこと
レインブーツを描くコツは”潰れた円柱”から
水たまりの3つのポイント
完成!!
それでは、今回のテーマである「雨の日の服のコツ」のコツを見ていきましょう。
雨の日によく描かれる「レインコート」の描き方を紹介します。
このとき、レインコートの中をあまり描き込みすぎないのがポイントです。また、最後に描く光は、白で強めに描くことでビニール生地らしさを表現できます。
次に雨の日には欠かせない、「傘」の描き方を紹介します。
骨の位置を決めるための丸のアタリは、実際の傘や写真などを見て位置を確認しながら描くと良いでしょう。
レインブーツを描くときは、潰れた感じの円柱でアタリを描くと、より自然に描けます。
服ではありませんが、「水たまり」の描き方も紹介します。
このように「映り込み」「揺らぎ」「光」を描くだけで、簡単に水たまりが描けます。この3つのポイントは水たまり以外にも水を描くときに使えるので、覚えておくと良いでしょう。
これらを利用して、雨の日の服のイラストの完成です!
雨の日によく描かれる物の描き方や塗り方など、「知ってるだけ」「意識するだけ」で雨の日の服らしさがアップするポイントを紹介させていただきました。
雨の日の服にも様々な形や情景があるので、今回紹介した中で自分のイラストで活用できそうな内容がありましたら是非使ってみてください。
このシリーズでは、一度読むだけで、その服装を描くときに思い出して活用できるようなテクニックをどんどん紹介していきます。
次回も服装別の「作画ポイント」や「描くときのコツ」をご紹介しますので、是非ご覧ください。
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメ構図集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。