今回はお絵描きYouTuberとして活動している湊ゆうさんの『【お絵描き講座】たった5分でかわいさアップ! 顔の仕上げ方法紹介』を記事化してお届け。
「イラストの仕上げ方法がわからない」と思っていたり、「何か物足りない」と感じている方は、今回ご紹介するポイントを是非試してみてください。
▼目次
イラストを魅力的に見せる仕上げテクニック:2枚のイラストの違い
キャラクターが魅力的に見える仕上げテクニック:2枚のイラストの違い
この2枚のイラストには違う部分が5箇所あります。よく見て探してみましょう。
見つけられたでしょうか?では、答え合わせです。
①髪に隠れている部分が薄い
②瞼の赤み
③頬の線とハイライト
④唇の色
⑤線の色
これらの違いは仕上げのひと工夫によって表現できます。今回は①②③のポイントに焦点を当てて見ていきましょう。
髪の毛に隠れた部分の不透明度を下げる
左のイラストだと重なっている眉や瞼の部分がはっきりとしていて、髪の毛よりも前面にあるように見えてしまいます。
そこで、髪の毛と重なっている目周りの不透明度を下げたものが右のイラストです。重なっている部分が薄くなることで「髪の毛」が「目の手前にある」ことが伝わり、リアリティが高まります。
漫画イラストでは線画とベタ塗り、トーンでの表現しかなく不透明度の変更はできませんが、カラーイラストでは不透明度を下げて現実感のある表現が可能です。
隠れている部分を完全に消す
髪の毛の下になっている顔のパーツを完全に隠す方法もあります。
好みで使い分けていきましょう。
瞼に色を乗せる
瞼の両端に赤みを足しています。
これにより、肌と瞼の色を馴染ませることができるのです。下瞼にも色を入れることにより、目を大きく見せる効果もあります。
女性のメイクの方法を学ぶとイラストに活かせる部分があるので、参考にしてみるのも良いかもしれません。
赤みが強い色を乗せると濃いメイクに見えてしまうので、注意しましょう。赤からオレンジの中間色や、不透明度を下げた赤を使うことで自然な色味になります。
また、女性キャラクターだけではなく、最近では男性キャラクターにも瞼に赤みを加える手法が取り入れられています。
キャラクターの特徴にもよりますが、男性キャラクターにも瞼に色を乗せることで表現の幅を広げられます。
頬の線とハイライト
頬に赤みを足すだけではなく、赤色で斜線を入れたり頬の頂点に小さくハイライトを入れたりすることで照れている表情が出せます。
ハイライトを置くことで目元に視線を誘導することにもなり、可愛さを上げることにも繋がるのでオススメです。
斜線の量や幅を変えることで照れ度の調整をしていきます。
しかし、照れていない表情のときにこの手法を使うと違和感が出てしまうので、適した表情のときに使いましょう。
イラストを魅力的に見せる仕上げテクニックについて
髪に重なっている部分の不透明度を下げる仕上げや瞼に赤みを追加、頬の線やハイライトなどの仕上げのひと手間を加えることにより、イラストの魅力を引き出すスキルがいちあっぷできます。
今回ご紹介した顔の仕上げ方法以外にも、たくさんの仕上げ方法があります。
線画の色を変えたり、逆光にして顔の淵などに光を描き込み、際立たせたりする仕上げ方法のほか、顔だけではなく髪や服にも仕上げのひと手間を加えていくことができます。
自分の絵柄に合った仕上げ方法でイラストの完成度を高めていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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こちらの動画を見ると、詳細な解説を聞くことができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。
記事元の著者:湊ゆう
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