塗り漏れがなくなる!安心安定!下塗りのコツ

塗り漏れがなくなる!安心安定!下塗りのコツ

イラストを描く上で必ず発生する作業、「下塗り」。ここでは線画を描いた後、着彩のはじめに色をベタで塗ることを指します。描き方によって様々なやり方がありますが、今回は一般的に導入しやすい、色分けされた下塗りに関して説明します。

 

▽目次
色を把握しやすいように下地を塗ろう!
奥のものから塗ろう!
線画の下も塗ろう!
下塗り完成!
見えないところも塗り込もう! 
最後に

色を把握しやすいように下地を塗ろう!

[画像1]

今回は上図の線画をベースにしていきます。

[画像2]

色が把握しやすいように一番下には灰色を敷きます。そして、線画のキャラ全てを選択して白でベースを置いておくと、その後の作業がスムーズです。

奥のものから塗ろう!

[画像3]

考え方の基本として「下塗りのレイヤーは奥のものを下に」で下塗りをすると良いでしょう。色を重ねがけで塗っていくので作業が楽になります。

 

こちらの作例では肌の部分から色を置いていきましょう。最初に肌色を敷くことで方向性の基準を作りやすくなります。

 [画像4]

続いて、耳かざりを塗ります。

線画の下も塗ろう!

ここで大事なポイントがあります。塗るときは必ず、その部分の内側を塗るのではなく、全体的にはみだしてから消していくことが重要です。理由は「内側だけ塗る状態で進めると、線の真下が塗られていない」状況になり、塗り残しが発生しやすくなります。そうなると独特のムラが出てしまいます。

[画像5]

上図を見比べてください。

 

一見変わらなく見えますが左図は背景が見えてしまっています。右図は線の裏まで埋まっているので背景は見えません。

 

こちらは完成時にとても大きな差になってきます。「なんだか絵のクオリティーが低いな」、「慣れてないっぽく見えるな」といった場合は、このパターンが割と多いです。

下塗り完成!

[画像6]

こちらで全体的な下塗りは完成です。

 [画像7]

色が重なってくる部分は完璧に塗られていなくて大丈夫です。

見えないところも塗り込もう! 

ここで一つポイントです。

 

下塗りするときは、すでに塗った部分を一旦非表示にして、灰色一色の上に塗っていきましょう。隣り合った色の濃淡が同じような場合、はみ出していても気づかないことがよくあります。

 

大体塗り進めていくと「あれ?ここなんで違う色なんだろう?」といったことで気づくでしょう。そのはみ出しがどのレイヤーなのか分かりづらかったりするので、先にきちんと処理しておくのがポイントです。

最後に 

[画像8]

さあ、下塗りは完成したので安心して着色していきましょう。

[画像9]

良き背景も描き加え、こちらで完成です。


下塗りの仕方はその人の描き方によって様々あるので、こちらはその一例です。この塗り方を覚えておけば失敗することが少なくなります。例えば、塗る人が別の人だとしても、とてもスムーズに受け渡すことができます

著・画 なぎかわみん


 
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フリーのイラストレーター。主に広告系イラストとソーシャルゲームイラストを制作させていただいております。


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