いろいろな角度やスタイルの髪を解説!「ふわふわとした髪の描き方」(後編)

いろいろな角度やスタイルの髪を解説!「ふわふわとした髪の描き方」(後編)

ばななふぃっしゅさんによる『ふわふわとした髪の描き方【初心者必見】』の動画をもとに、髪の描き方を解説します。

前編では、髪の基本を解説し、中編では様々な髪の種類の解説をしました。後編では髪の種類の続きと、実際に髪を描くときの流れのメイキングで髪の描き方を解説します。

 

▼目次

髪の描き込み

 レベル1
 レベル2
 レベル3
 レベル4
 レベル5

髪の色
 ①暗め
 ②明るめ
 ③グラデーション
 ④インナーカラー

髪の描き方
 おすすめの髪の描き順
 線画
 ベース塗り
 
 反射光
 ハイライト
 仕上げ

 

 

髪の描き込み

中編に引き続き、髪の毛の描き方の種類の解説をしていきます。線画の描き込みをレベルごとに分類しました。

レベル1

シルエットのみです。ちびキャラなどに使えます。

レベル2

前、横、後ろを分割する線のみです。髪を描き込む時の基本要素です。

レベル3

線画の段階だと、イラストの塗りのことなども考えて、これぐらいが一番バランスがいいです。

レベル4

手間をかけた感じが出ます。髪の流れが分かりやすいので立体感を強められますが、どれくらい線を入れればいいかが難しいです。

レベル5

情報量が多く、描くのが大変です。ホラー漫画などに使われたりします。

以上がレベルごとに分類した髪の線画の描き込み量でした。

髪の色

次は髪の色の種類についてです。

①暗め

暗ければ暗いほどハイライトが映え、反射光などにも綺麗に色が乗ります。エアブラシで前髪に肌の色を乗せる表現と相性がいいです。

②明るめ

周りの色を反映させやすく、影の色の彩度を上げるのがおすすめです。

③グラデーション

立体感がつき、髪に情報量が増え、単調さが軽減されます。髪が単色のキャラでも少しだけグラデーションを入れると効果的です。

④インナーカラー

簡単にキャラ付けができ、おしゃれなイラストにおすすめです。これで髪に関する分類は終了です。

髪の描き方

それでは、実際に髪を描くときにはどのようにすればいいのか、メイキング形式で流れを解説していきます。

おすすめの髪の描き順

まずはじめに、おすすめの髪の描き順を紹介します。頭の素体を用意します。

顎から眉毛までと同じ長さを上に伸ばします。

そこから少し頭頂部に近づいた辺りを起点に、目の横付近まで線を引きます。

次に前髪を大まかに分割して描きます。分割する時は、この切り込みが生え際の高さよりも上にならないよう注意します。

次に横髪を大まかに描き足し、後ろ髪を描きます。

最後に毛先を細かく分割して余分な線を消したら完成です。

同じような手順で描いた下書きがこちらです。

※今回のイラストはばななふぃっしゅ様がskebにてご依頼を受けたVtuberちっせえねこ様を描いたものです。

このイラストを完成させる工程を紹介しながら、髪の描き方の解説をしていきます。

線画

まずは線画です。線画を描くときは緩急を意識し、毛の根元は太めに、毛先は細くなるようにストロークします。

毛先を細長くカールさせると柔らかさが出ます。

また、髪だけでなく全体の線画でも、緩やかなS字を意識して線を引くことで自然で柔らかい印象になります。

そして、線を引くときはできるだけ長めのストロークで描くことで綺麗な線になります。完成した線画がこちらです。

髪の輪郭に比べ、中の線画は少し細めになるようにすると自然になります。また、逆向きの毛先やメッシュなどをポイント程度に入れています。

ベース塗り

それでは、ここから塗りに入ります。まずベース塗りを済ませたものがこちらです。

ベースの色にグラデーションを入れ、立体感を出すために頭の上下が少し暗くなるようにします。

次に影を入れていきます。影の色などの選択方法に関しては、同じ動画投稿者の記事で影の描き方を解説していますので、そちらもぜひご覧ください。

乗算レイヤーを使い、影の色はこの色で描いていきます。

右上からの光を想定しています。面で塗ることを意識して横側にはしっかり光を当て、回り込むように前髪の途中まで明るくなるように描いていきます。

屋根の影も落とします。

影の境目はこのように髪っぽいエッジのあるものにし、髪の影が単調にならないようクロスさせる等して工夫します。

影の色を変えて全体の色合いを調整します。

次に、乗算レイヤーを使ってもう1段階暗めの影を入れていきます。光が当たりづらくて暗くなるところに入れたり、立体感を出すために毛束の落ち影に入れます。

反射光

次に、光源の逆側からスクリーンレイヤーで反射光を入れます。

ハイライト

続いてスクリーンレイヤーでハイライトを入れます。

仕上げ

髪の毛を数本追加します。イラストに情報量が増え、髪の繊細さが際立つのでおすすめです。

最後にエフェクトを入れたら完成です。

これで髪の描き方は終了です。

 

前編・中編・後編の3回で解説してきた「ふわふわとした髪の描き方」は以上です。いろいろな角度からの見え方や様々な髪型の解説で、髪の描き方の理解が深まったでしょうか。

元の解説動画ではメイキングでの描いている様子を見られる他、髪に関するQ&A等も取り上げている等、更に詳しい解説を視聴できます。

 

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!

こちらの動画では、実際に描き込む過程や詳しい解説が視聴できます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。

記事元の作者:ばななふぃっしゅ

フリーランスイラストレーター、youtubeでイラスト講座の動画を投稿。
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