初心者の「なぜか上手く描けない」を解決! 頭の描き方テクニック編
2017.12.19
これまでに『初心者の「なぜか上手く描けない」を解決!』シリーズとして、様々な初心者向けテクニック紹介してきました。
今回は、実際にそのテクニックを使ってイラストを描いてみる実践編です。各講座のポイントを抑えながら紹介していきます。
テーマである「顔の描き方テクニック」を中心にバストアップイラストを描いていきます
▼目次
「お花を持った女の子」を描いていきます。
テーマや配置、ポーズを考え、全体のイメージをメモ描きレベルでまとめていきましょう。
それでは、これまでにご紹介した『初心者の「なぜか上手く描けない」を解決!』シリーズの講座をもとにラフ画を描いていきます。
この講座の「顎を描いてから丸を乗っける」方法を使って頭部を描いていきます。
顎に丸を乗っけるイメージで「頭のアタリ」をとることが大切です。
キャラクターが少し横を向いているため、後頭部が少し見えることに気をつけましょう。
そして、この頭のアタリに沿って頭の輪郭を描いていきます。これで頭部のバランスが崩れにくくなります。
次に、この講座の「首筋と鎖骨の繋がりを中心に描いていく」方法を使って、首~肩周りのラフ画を描いていきます。
手順としては、まず首を描きます。次に首筋と鎖骨のつながる部分を決め、その鎖骨ラインから肩につながるラインを描きます。この方法を使うことで、首から肩のラインを自然に表現できます。
今回は説明を省略させていただきますが、腕や胸もここで描きました。
続いては「目」です。この講座の「左右バランスの良いシルエットをはじめに描く」方法を使って、目のラフ画を描いていきましょう。
まず、左右のバランスを見ながら「白目と黒目のアタリ」を丸で描きます。そして「白目と黒目のアタリ」を線で縁取りし、その線を太くしたりまつげをつけたりすることで目を描きます。
続いては「髪」です。この講座の「髪の分け目から描いていく」方法を使って、髪のラフを描いていきましょう。
まず、「つむじからの流れ」を意識しながら、ざっくりとした分け目を描いていきます。
描いた毛束の先を散らして、跳ね毛なども追加すれば髪のラフ画の完成です。このとき大中小の様々な毛先を混ぜることが大切です。
今回はこれまでの講座をもとに解説していますので、説明は省略させていただきますが、さらに服や小物のラフを描きます。別の色の線で描くと、線画作業のときにレイヤー分けしやすいのでオススメです。
これでラフが完成です!
ラフをベースに、線画を描きます。
色を塗ったら完成です!
以上で、今回の記事はおしまいです。
このように実際に描く場合は、「構図」や「ラフ」の段階でアタリのテクニックを使って、イラストを仕上げていくと良いと思います。
また、今回使用したテクニックのそれぞれの記事では、「なぜ上手く描けないのか」から解説し、上手く描くテクニックとそのポイントをより詳しく紹介していますので、苦手な部分やよくわからない描き方がありましたら、是非見ていただけたらと思います。
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメポーズ集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。