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あなたのイラストを添削します!【第3回 美少女キャラ】

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あなたのイラストを添削します!【第3回 美少女キャラ】

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みなさんこんにちは、いちあっぷ講座編集部です。

 

添削企画も三回目。

なんと第三弾は、多くの実力派クリエイターが在籍しているニトロプラスの出身で、美少女系ADVのチーフグラフィッカーとして活躍、そしてpixivの講座・添削の大手グループ「イラストうまくなりたい【講座・添削】」の主宰を務めている47AgDragonさんです。

 

というわけで、今回も

一流のプロイラストレーターがあなたのイラストを添削します。

あなたのイラストを添削します!【第2回 擬人化】

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第3回目のテーマは【美少女キャラ】

応募期間

みんな大好きな美少女キャラ。

あなたのかわいいオリジナルキャラクターをたくさん見せてくださいね。

参加の仕方は極めて簡単です

〈応募期間が終了しました。たくさんのご応募をありがとうございます!〉

参加方法

ご応募は tensaku@ichi-up.net まで!

参考記事はこちらをご活用ください

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今回の添削を担当するのは

47AgDragon

 

プロフィール

  • イラストレーター
  • 小説家
  • 添削会イベントで登壇経験多数

 

▼47AgDragonさんについて詳しく知りたい方はこちら

1UPクリエイターセレクションvol.1 - 47AgDragon(しるどら)

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みなさんのご参加を心よりお待ちしております!

フィードバック公開

たくさんのご応募いただきありがとうございます!

すごい力作で、これ描くの大変だったろうなと思うものもあって選ぶだけでも大変だったくらいで、どれにしようか相当迷いました。

今回はとりあえず最近の傾向と対策的にまとめてみました。
多くの人に参考になりそうな絵を3つほど添削してみましたのでなにかしら得るものがあれば幸いです。

添削1点目

 

今回、一番もったいない作品だった気がします。
デザインや完成度も高く、非常によく描けていると思います。

なのに作者さんが迷ってしまっていて、せっかくの見せ場を分かりにくくしてしまい、印象を落としてしまっている箇所がありました。もったいない!

① 顔・頭

顔は命です。

絵はまず間違いなくみんな顔から見ます。そして、顔が良いかどうかでほぼ決まります。

何故か! 顔がいいというのは、絵における「性格がいい」という表現だからです。

なのに、エフェクトで白飛びしていたり杖のほうが目立っていてもったいない!

 

なので杖を奥にやったりなど、ちょっとまとめてみました。

もしかすると、もう少し細面なのかもですが、服の感じからちょっと丸顔系に。

目も揃え、まつげや髪も最近のノリに合わせてみました。

若干ですが、頭も後ろのほうを少し小さくしています。

 

② 肩まわり・腕

右肩が上げられていたことでちょっと緊張感があったので、落としました。

ガードがゆるくなって、キャラとの距離感が近くなったと思います。

首下はリアルでも影が濃い場所で、ここをしっかり影落とすと顔が目立つのでぜひ。

左肩は影を入れて距離を出しています。

腕の長さを合わせつつ、右腕にはしなりを入れました。

手首の動きに合わせて肘から先の変化を大事にしてあげるのをおすすめ。

肘は、この絵だとリアルに描くより、可愛らしくしてあげたほうがいいかも?

 

③ 胸

胸を出さないなんてもったいない!!

なお、不用意に胸に挟んでしまうと、セクシーを売りにするキャラになることがあるので注意。

この絵は全体的に良いので、ここまでうまく見せれば割と勝ちです。

なお、胸の付き方についてはおさらいしておくといいと思います。

 

④ 服

肩まわり、スカートなど、実際にどうなっているか調べた上で落とし込もうというより、おそらく慣れで描いてしまい、最近は観察が減っているんじゃないかという感じもします。

もともとデザインは可愛いのでもったいない!

 

塗りが習慣化して一定化しているように思うので、いつも新しい塗り方を模索してあげるといいと思います。

もう少し模様や小物を足してあげるともっと輝くかもしれません。

 

⑤ 足

奥の足は場合によっては影にしてしまっても良いんですが、手前の足はしっかり描いてあげると、絵が締まると思います。

 

基本的にだいぶしっかり描き込んでると思います。

ただ、上手いのに可愛くならないとかメリハリが足りないので悩んでる感じがします。
そう他人に言われる時はだいたい作者が迷ってることがほとんどです。
メリハリが弱いというのは、自信のないときにハッキリとしたことが言えなくなる、というのと同じです。

しっかり描けているだけに、それに頼ってしまい、迷ってるんじゃないかなと思われる表現が見られるので、逆に言ってしまえば、コレで行けると思えさえすれば出来ます。

やれば出来るハズのものはすでに持ってるので、既存の知識や手法に頼り切りにならず、技術や手法なんて道具だと思いつつバージョンアップしていけばやれると思います!

 

添削2点目

 

これもいい作品だと思います。

ただ、ちょっとした知識や感覚が必要十分になっていないのでそこでもどかしい思いをしているんじゃないかなあという感じがします。

知識がうまく身についたら、いきなり変わるんじゃないでしょうか。
今回、目が一番よくかけていたと思います。

① 顔

よく描けてます。

ただ、もともと「つかず離れずの微妙な距離感」を出したい感じがよく出ているのですが、よく描けすぎていて、このままだと「悪戯好きすぎていけ好かない感じ」まで伝わってしまうんじゃないかと思います。

好意や好奇心を明確にどこかで出しておかないと距離感を離しすぎてしまうので、眉毛を出す、前髪と耳周りの髪を少しだけディティール追加、輪郭を丸めたりなど、やや可愛い寄りにしました。

また、目を目立たせるために鼻やまつげは若干最近のテイストにしてあります。

 

少し体に対して大きめだったので、若干小さくしてあります。

 

② 胸

今回の絵では、ガチなエロや卑猥ではないけどセクシー、としてのアピールポイントだと思います。

「ディティールは相応にあってセクシーだけど、エロ絵ではない」という方向の絵だと思いますので、胸はまるーくセクシーに。それでいてやや重力や肩周りの引っ張りなどを意識しつつ。


あと、髪は胸の流れを活かす形で、隠し過ぎない方向で。

なお、服の腹のラインはアングルに合わせました。(肩と同じ向きにしてあります)

 

③ 腕

今回最大の難所にして見せ所の一つです。

 

せっかくのワキ絵なので、腕がうまくいくかどうかが一つの山だと思います。で、やってみればわかるんですが、肘は案外、頭の後ろに回りません。

(回ったら肩関節が柔らかいんだと思いますが一般的ではないのでスルー)


なので、やや肘を開いて、頭の後ろに腕を回しました。

ワキ周りの筋肉はすごく複雑なので、細かく描くときりがないんですが、これくらい描いておけばとりあえず大丈夫ではないかなあと。

 

④ 腹

最近、腹回りが描けないといけない気がする重要ポイントに思います。

 

どういう技術で描いたか、というよりかは「そもそも腹回りの肉付きと色っぽさをどれだけ2次元に落とし込めるのか」という気がします。

この辺は筋肉図などとは別に、グラビアなどをさんざん見るしかないので、たくさん見るのが大事だと思います。


特に外人モデルさんやアーティストなどはいい感じのお腹をしていると思います。

短めなので、胴を少し長くしつつ、腹部のディティールを追加しました。

 

⑤ 足・股間周り

足の線画はよく描けていると思います。

 

ただ、塗りが太ももを見せようというより、右光源だから左側を塗ろう、というスタンスなので、コレを足の魅力重視にしました。

太ももが表に出るようにしつつ、ふくらはぎを奥に。つま先を揃えつつ、余ったももの肉がむっちりする感じに。

 

肌のこういう感じのはみんな見たいんじゃないかと思って添削させていただきました。
まさにドンピシャだったので、そういう意味ではありがとうございます。

全体的に線画は添削も少なく、いいところまで来ているのですが、慣れで処理している部分が知識不足で困っているように思います。
やりたいことが明確で、それを絵にできることまでは出来ていると思います。

つまり、話したいことがあって、とりあえずはすでに話せるところにあります。あと足りないのはディティールというか、よく知ってるか知らないか問題が大きいです。
なので、根拠がしっかりすれば、自動的になんでもいけるようになるような気がします。

感覚でうまく出来るところは感覚でいいのですが、そうでないところは感覚ではなかなか変わらないので、モノのついでに覚えていくといいんじゃないかなあと思います。

 

添削3点目

 

元気があって、キャラがはっきり出ていているのがすごくいいと思います。
性格をよく描けているのがとてもいい感じじゃないでしょうか。
ただ、ちょっと粗いので、仕上げは丁寧に。

たぶんこうしたかったんじゃないかな、ということを、もう少し丁寧にまとめてみました。

 

① 顔

元気さがよく出てると思います。今回の投稿で、キャラの性格が一番良く出ていました。

 

ただ、バランスが悪くだいぶ損してるように思うので、可愛いバランスを研究するだけの時間を、一度取ってみるのも良いかもしれません。


添削で印象はだいぶ変わっていると思いますが、今回、目の形そのものは元絵の延長線上にあります。

逆に言えば、可愛さが分かれば、今のスタイルのまま、もっと勝負できるということになります。

 

目鼻口と輪郭をいろいろ並べたり、他の絵を研究してみるといいと思います。

 

なお、眼の色と髪の毛がちょっと地味に思ったのでワンポイント足しておきました。

 

② 襟元

直線状になっていたので、やや丸くしました。

服の雰囲気に余裕が出て柔らかくなったと思います。

 

③ 肩・腕

肩幅が広く、両腕とも体に対して細く長かったので、腕のバランスを取りました。

 

肘から手首まで流れなども調整してあります。

ここはほぼ知識なので、大体の比率と基本を覚えれば解決すると思います。

 

④ 服・スカート

影付けに迷っているようだったので、サイドを影にして全体の丸みを付けました。


全般に言えることなんですが、シワにばかり注目せず、全体の形を大事にしてあげると良いです。「サッカーボールの模様や凹凸を描こうとしすぎるあまりに、球形だということを忘れてしまう」みたいなことが絵ではよく起こるので。

 

とはいえ、ちょっと付け足しただけなので、基本的にはいいところを捉えていると思います。

 

⑤ 足

左足はよく描けてます。

ただ、このままだと胴も足もちょっと太くて女の子としては可哀想に思ったので、ちょっと細めにしました。


なお、太ももに落ちているスカートの影がこのままだと両足揃っているっぽいように見えるので、せっかくの元気ポーズを活かそうと差をつけました。

 

⑥ おまけ

元気なのに色が地味な感じなので、特にキャラ設定がなければ違う制服の色でもいいかも?

 

やりたいことは今持っている知識と技術の範囲内でうまく出来ているように思います。
意外と「現在時点の精一杯でなんとかする」というのは大事なので、それがうまくできていると結構やりくりできるし対応しやすいと思います。

ちょっと顔の描き方に癖が強い現状にあるので、あまりいつもの描き方にこだわらず、自分で作った枠に囚われなければいい結果が出るように思います。
いろんな絵柄やいろんな描き方をためしてみるのも良いかもしれません。

キャラを捉える力は持っているので、それを生かす絵柄デザインを考えると上手く行きやすいように思います。

 

まとめ

今回見ていて全体的に気になったことが2つあります。

ひとつは、可愛いとか魅力、というのをよくわからないまま無理に自分でひねりだそうとして混乱している作品が多いこと。

可愛い、というのは自分にものさしがあれば困らないんですがそうでない時はなかなか自分だけでひねり出すのは難しいです。

定規がないのに長さを図るぐらい難しいですね。
まずは、いろんな可愛いを見まくって、可愛いに対する共通項を探りながら、自分の中のものさしを育てていくといいと思います。

もうひとつは、全体的に最近の絵をチェックしていない感じでやや古い感じの絵が多かったことがあります。

一度覚えたと思っていることも改めて確認すると、新しい発見やわからなかった部分が理解できるようになってることもあります。
また、世間の情報は常にアップデートされたりしているので放っておくと、情報がゆるやかに古くなっていきます。

もちろん、自分の絵柄好きだしそれはそれで。と言う人もいるし結局は楽しくやれればいいので、そういうのも全然構わないです。

ただまあ、それはそれとして、知っておくのはいいんじゃないかなと思うので、好奇心で繰り返しの情報集めの楽しさも覚えていくとおすすめかなあと思います。

それで一生、やることが尽きないで楽しめるので!

 

 

 

 

 

 

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