十字線をざっくり引いちゃダメ? 顔の描き方講座 - デッサン編 -

十字線をざっくり引いちゃダメ? 顔の描き方講座 - デッサン編 -

キャラクターで最も目立つ「顔」のパーツ。

 

イラスト中で視線が最も集まるため、デッサンの狂いや設定に合っていない要素があると不自然さが特に目立ちます。今回の記事ではデッサンに特化して「顔の描き方の基礎」を徹底解説。基本を理解して、自分の絵柄に合わせて応用してみましょう。

 

 

 顔のバランス

デッサンの狂いをチェックする方法はたくさんあります。

顔のデッサンは、イラストを左右反転してもバランスが取れているかを確認すると簡単にチェックできます。

  • デジタル絵:左右反転ツールを利用(水平方向に反転)
  • アナログ絵:紙を裏返して光に当てて紙を透かす

という方法でチェックしてみてください。

目の位置を基準に使用

正面図の場合、目の位置は顔の上下幅のちょうど中間が基準になります。このバランスが崩れると頭部や顔が大きく見えてしまい違和感が生まれます。

 
斜めや横顔を描く場合は、頭蓋骨の型状を踏まえてバランスを取りましょう。

 
 瞳は同線上に置く

瞳は、顔の中で同線上に並ぶようにします(下図の赤い線)。このラインは、アングルや頭身にかかわらず有効です。

 

頭部の構造

頭部の構造をシンプルに表すと、下記の図のような形になっています。球体状の頭部に、平面のお面が張り付くイメージです。


 
このシンプルな描き方は様々な角度から描きやすいので、顔のアタリを取る際にも使えます。

 十字線のポイント

顔のアタリで使う十字線は、適当に描かず

  • 横線は目の位置
  • 縦線は顔の中心

を意識して引くと精度が高まります。

 

いかがでしたでしょうか。バランスの良い顔の描き方を実践してみてくださいね。

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