基礎力UP!立体感を表現する際に必要な2種類の光を覚えよう
2015.01.02
仕事でイラスト描く場合、制作時間の短縮は非常に重要なスキルです。そのため、ほどよく 省略して描く方法を知ると効率的に手早く華やかな背景が描けます。
今回は 「岩の描き方」をご紹介します。 岩はシルエットの形を正しくとるだけで、簡略化して描けるので挑戦しましょう。
レイヤーを2枚用意して、それぞれに地面と岩のシルエットを描きます。丸い岩、縦長、平らなどのどんな形でも岩になるので自由に描きます。
ただし、 ある程度の立体感を意識して描くことがポイントです。
シルエットに陰影を付けて立体感を出します。
コツは、
を使い分けることです。
立体感を表現するには光が重要です。
の2種類の光を押さえましょう。
光は反射すると分散するため、 直接光と比べ反射光は暗めになります。反射光の周囲の色合い(環境光)に合わせて着彩します。
細部を描き込み質感を表現します。
明暗の境界部分は、光が浅い角度で当たるため、最も質感が目立ちます。そのため、凹凸を細かに描き込むことで、ディテールを整えます。また、小岩は「小さな岩」、地面も同様に「平らな岩」と考え、同様に描き込みます。
なお、岩が落とす大きな影は別のレイヤーに描き、不透明度を下げて地面を透過して表現します。地面に散らばる細かな小石も、別レイヤーを用意して描きます。
いかがでしたでしょうか。背景は描き方のフローを覚えると制作時間短縮につながるのでマスターしてみてくださいね。
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